

大雪の影響で金山志賀坂林道が長期間通行止めであった。アカヤシオの時期はとうに過ぎてし
まったが、両神山の鎖場は毎年恒例の練習コースである。
行程
【赤予定ルート 紫GPSログ】
志賀坂トンネルから八丁トンネルまで所々に大雪の影響で土砂崩れの箇所があった。
スピードを落として落石に注意して運転をした。八丁トンネルPに到着すると他にハイカーは一人
もいなかった。
八丁トンネルPから八丁峠までやや急な登山道が続く。体が重くザックが重くて坐骨神経痛で
尻横が痛い。このままのコンディションだったら登攀は諦めたほうがいいかもしれない。
かなり蒸し暑く体力を消耗する。これ以上暑くなると低山は避けたほうがよさそうだ。
八丁峠に到着すると予想通りコンディションが通常に戻ってきた。
ここから鎖場が続く。今日は特に足元をよく見て通過しよう。
鎖はバランスを取る程度で足元をよく見て足場を決めて下半身主体で登攀した。
腰を入れた2点確保を意識する。かなり調子はよさそうだ。
最難関の行蔵峠前の鎖場も何も問題なく通過できた。
これからアップダウンを繰り返していく。
西岳を越えて一度大きく下っていく。祠の先のトラバース地点は上部の方に亀裂が入ってい
いて足が良くかかる。
東岳から両神山頂を見上げるとガスがかかってきた。先週の二の舞か。
両神山頂に到着すると日向大谷からのハイカーが一人休憩していた。
あと天気がどのくらい持つのか気になった。コーヒーを飲んでから元来た道を戻った。
下りの鎖場で足元を確認するのが難しい。岩から大きく上半身を離しても見えない。
往路は下半身主体で登ることができてほぼ完ぺきだった。下りはまだまだ練習が必要である。
東岳から見える天理岳が気になった。ザイルが必要なバリエーションルートだ。
祠の近くまで戻ってくると何やら声がしてきた。近づいてみるとハーネスやザイルやら重装備の
5人組だ。制服に埼玉県警山岳救助隊と書いてある。訓練のようだった。
天気が回復して何とか持ちそうだ。気温も上がってきて少し暑い。
八丁峠からの下りで2組のハイカーとすれ違った。これから山頂を目指すようだ。
ここの急斜面で1回休憩を入れているようだった。
駐車場から二子山を眺めた。カップ麺を食べて予定通りこれから二子山を登ることにしよう。
おまけの「二子山上級者コース」
距離4.7km 総移動時間2時間48分(休憩時間含む) 累積標高715m 平均速度1.7km
【赤GPSログ】
八丁トンネルPで腹ごしらえをして坂本登山口に向かった。体調は普通なので予定通り二子山
を登ることにした。駐車スペースに到着すると乗用車が1台とマイクロバスが1台停まっていた。
八丁峠に比べれば、股峠の方が勾配は緩やかだ。しかし息は切れて汗が噴き出してくる。
股峠で休憩を入れる。前回は上級者コースが見つからずに苦労してしまった。
一年ぶりの上級者コースである。埼玉県内の一般コースでは最難関であろう。
手でホールドは探せる。足元をよく見てフットホールドに足を置いていく。
前回も危なっかしい事は一度もなかった。東岳を見れるこの地点から15m位が高度感を
もっとも感じる。前回よりも冷静に通過したかったが今回も少々恐怖を感じてしまった。
時間にして危険個所は10分くらいのものだった。手にも足にもホールドが良くかかりミスは
一回もない。精神面がダメなようだ。
危険個所を超えれば山頂付近は緩くなっている。多分左に回ればいいが、今回も間違って右に
回ってしまった。
少し歩くと山頂の標識がある。まだ少し興奮状態だ。この先の稜線も気が抜けない。
更に慎重に歩くとしよう。
午前中に歩いた両神山の稜線を確認するが大分雲が出てきてしまった。
石灰採取所が見えてきたら左方向に下っていく。危険な稜線の終点だ。
魚尾道峠を目指していると団体さんが記念撮影をしているところだった。皆さんヘルメットを装着
している。マイクロバスの人達だろう。写真を頼まれたので二子山をバックにシャッターを押して
あげた。
先に歩いているとまた上り坂になった。何かおかしいのでDIY GPSで確認すると左へ下りる分岐
を通り過ぎていたようだ。戻ると鹿よけの網の外に魚尾道の正規の道があった。
R299に出れば坂本登山口はすぐそこだ。落ち着いて登攀したい。まだまだ経験不足だ。