2014年4月16日(水)天気

3回目の妙義山で始めて鷹戻しに挑戦することにした。堀切分岐の白雲山までは淡々と進

んできたが、鷹戻し3段目付近から高度感により体が硬直してしまった。さらにその先の

ルンゼ25m2段上段ではフットホールドが見つけられずに鎖にぶら下がっていたら腕が

パンプする事態に陥ってしまった。

行程

道の駅みょうぎ第2駐車場(6時43分)→妙義神社登山道入口(6時59分)→大の字(7時27分)

奥の院(7時48分)→玉石(8時17分)→大のぞき(8時31分)→ 相馬岳(9時17分)

堀切(10時23分)→鷹戻し(11時20分)
→第4石門分岐(12時13分) →1094m付近(12時21分)

第4石門(12時49分)→道の駅みょうぎ(14時19分)

距離 9.5km 総移動時間 7時間36分 平均速度 1.3km



恒例の桜の時期の妙義山だが今年は道の駅周辺の桜はすっかり散り終わりとなっていた。

中之岳駐車場の方はまだ咲いていそうだ。





大の字に登る必要はないがウォーミングアップとして登っておこう。



天気は晴れているが霞がかかっていて遠くまで見渡せない。それに少々気温が高くのどが

すぐに乾く。



奥の院手前でザックをおろし汗を拭いた。ここで持参したヘルメットとセルフビレイ用のハーネスを

装着した。奥の院の鎖場はホールドに足が良く掛かり全く問題がなくスムースに移動できた。



道の駅から妙義山の稜線を眺めれば荒々しいが裏に回ると土が露出していてあまり美しくない。



相馬岳で休憩をして水分補給とパンを食べた。しかし今日はテンションが上がらない。

白雲山はつまらないなと思い歩いていた。雪山の絶景が素晴らしかったせいなのか。



トンネルの手前が急であるがつかめる木の根が沢山ある。バラ尾根は落石注意だ。

小石がすぐ落ちてしまう。



堀切から未踏の金洞山に足を踏み入れた。



短めの鎖場が出てくるがまだ序の口だ。



核心部はここの鉄梯子を超えたところからだ。



短めの鎖場だが右方面をみたら体が硬直してしまった。スムースに体が動かない。



それ程斜度はきつくない。冷静に判断してよく見ればすればホールドも沢山ある。

しかし体がいつものように動かない。



普段はそんな事はしないのに2本の鎖を両手で持ってしまったりしてしまった。

短い鎖場の先がどうなっているのか。見えないということは寝ているはずなのにその先に

壁があると想像してしまった。



息をしていないようで息が荒れた。休憩を入れるしかない。普通に立っていても危険はないが

いつもと全く違う心理状況のためにスリングでセルフビレイした。


ブログ記事で何度か目にした標識までたどり着いた。ここからトラバースするが特に危険は

ない。



しかし少々パニクっているので休憩を入れよう。



中之岳方面を確認する。ここで行動食を食べた。



休憩後ルンゼ25m2段の鎖場を下る。2本鎖があったが又悪い癖で2本掴んでしまった。

フットホールドが見当たらずに足を軽く斜面に付けて足の間からホールドを探すために

下を覗いていたら、なんと腕がパンプしそうになってきた。ホールドにきちんと体重を乗せてい

ない。パニクっているので上半身が壁に近づきすぎで周りが見えていない。その後どうやって

下りたかと言うと小さいホールドに
滑ることを恐れずに体重を乗せて下りた。ここでもう一度休

憩だ。もう一段下りがある。腕のパンプは休憩すれば治るが頭が言うことを聞かない。

2段目は小さなホールドの体重を乗せて上半身を壁から離してよくホールドを探し下りたら

スムースに下りることができた。



途中に第4石門分岐があったので金洞山まで行ってもここまで戻るものと思ってしまった。

地形図をiphoneにダウンロードしてあるが登山道は記載がない。



1094m付近まで行って引き返してしまった。道を勘違いした。





ロープが張られており第4石門までかなり急な下り坂が続いた。



中間道まで来ると沢山のハイカーがいた。シニアのハイカーが多かったが登山を楽しんでいる

様子が伺えた。早く気持ちがいい道を歩きたいな。



あとは平和な中間道を道の駅まで戻るだけだ。



登攀と言えども足が基本だ。手は補助に使い足をフルに使わなければならない。

クロールで定期的に泳いでいる為か、次の日に筋肉痛にはほぼならない。

技術を身に付けなければならないが、精神を安定させて普段の能力を発揮させることが

重要だ。次は金洞山のピストンでもしてみようか。