2014年1月22日(水)天気時々

二十四節句の大寒を過ぎて関東地方では寒い日々が続いている。

体力維持と12本アイゼンワークの練習の為、去年歩いた三頭山を登ることにした。

行程

深山橋P(7時54分)→登山口入口(8時20分)→イヨ山(9時22分)→ヌカザス山(10時21分)

三頭山(11時33分)→ヌカザス山(12時49分)→登山口(14時17分)→深山橋P(14時22分)

距離11.7km 総移動時間6時間28分(休憩時間含む) 累積標高1253m 平均速度1.7km



夜中に雨か雪になる天気予報だった。山に雪があるのは大歓迎だが、一般道路は早朝凍って

いて危険ということだ。青梅街道を走っていると発進時に少しタイヤがスリップする。

安いスタットレスタイヤを付けた為か。道にはすでに凍結防止剤が撒かれている。

早朝から大変な作業だ。地元ナンバーは速いね。慎重に運転してややストレスを感じながら

深山橋に到着した。



山の木々が霧氷になっていて幻想的な雰囲気を醸し出している。奥多摩周遊道路もカチカチだ。

道路管理者が除雪車で何度も往復していた。



どこで12本アイゼンをつけようかと考えながら登って行った。風が吹くと葉っぱについていた

雪が舞い上がる。



イヨ山手前に急坂があったが結局ここでアイゼンを着けることにした。少し遅すぎた。

これからがヌカザス尾根の核心部だ。急登りが4段になって続いていく。12本アイゼンの前爪

に体重を乗せていく。安定感抜群である。



ヌカザス山からは踏み跡も薄くなり、脛の真ん中くらいまで足が沈むようになる。

このくらいのラッセルはたいしたことはない。ルートが不明瞭だが基本的に尾根に乗っていれば

大丈夫だ。



雪の量が昨年と比べるとどうか全く思い出せないが雪が豊富で前爪アイゼンが使用できる。



軽いトレーニング登山ではなく、本格的なトレーニング登山となった。山頂到着が思っていたほ

ど時間が掛かった。



山頂に到着すると厚い雲が出てきて太陽を隠してきたが、なんとか富士山を見ることができた。

サーモスのお湯でコーヒーをいれてメロンパンを食べた。



今度は、自分の付けたトレースを目印にして下った。ムロクボ尾根との合流地点に到着した。

昨年ここの急下りが強烈だったのを思い出した。少し下ってやばいと思いもう一度登り直し

ピッケルを準備した。ピッケルを使ってもすぐ土になってしまうのでなかなか刺さらない。

赤いロープが設置されていたので使用した。その後多少のアップダウンがあるが12本アイゼン

は外してツボ足にしてみた。



今度は外すところが少し早すぎたようだ。軽アイゼンを着ければベストだが面倒くさいのでその

まま下りてきてしまった。道路まで出ると朝方の雪はすっかりなくなっている。

気温が上がったから無くなったのではなく、道路管理者がしっかり管理してくれたからだ。

ありがたいことだ。



厳冬期のヌカザス尾根から三頭山ムロクボ尾根は中々ハードな道程だった。