2013年10月30日(水)天気時々

3年連続で秋に徳ちゃん新道からの甲武信ヶ岳~雁坂峠コースを歩いている。

何が気に入っているわけではない。特に山名がかっこいい。「こぶしがだけ」または「こぶしだけ」

男っぽい登山道です。

行程

道の駅みとみ(6時50分)→徳ちゃん新道(7時20分)→戸渡尾根(10時9分)→木賊山(10時14分)

甲武信ヶ岳(10時38分)→破風山避難小屋(11時55分)→西破風山(12時34分)

東破風山(12時42分)→雁坂嶺(13時18分)→雁坂峠(14時00分)→道の駅みとみ(15時50分)

距離21.8km 総移動時間9時間00分(休憩時間含む) 累積標高 2279m 平均速度2.3km

赤予定ルート 紫GPSログ

標高1089mの道の駅みとみ付近の山は紅葉が見ごろを迎えていた。

西沢渓谷に向かうハイカーが数名いる。おじさんが冬のアイスの時期が良いと言っていた

ので真冬の西沢渓谷も行きたいリストに入れておこう。



徳ちゃん新道からの甲武信ヶ岳はきつい登山道である。距離が5.6kmで標高差1332mであるから

勾配は23.8%である。段差が激しいところがあり股関節が固い人や腰痛持ちは足がつりやすい。

登り始めから
ひたすら尾根に向かって急勾配が続いていく。

汗が噴き出るが夏ほどではないのでのどはあまり乾かない。きつい登りの林間コースなので

ほとんど景色が見えない。



左手に見える鶏冠山のギザギザが気になる。いつかは登ってみたいがバリエーションルートである。

一つ目のシャクナゲのトンネル地帯を通過する。合計3か所くらいあった。

シャクナゲの季節はさぞ奇麗だろう。



所々に紅葉する木があった。高度を上げていくと緑の木が多くなる。大型台風の影響で所々で

倒木があり登山道を塞いでいた。分岐地点を通過する。

昨年はひどいこむら返りになってしまった。

昨年の反省を生かして段差の急なところでは無理をしないで脹脛に負担をかけないようにしている。



体の調子は良くもなく悪くもない状態だ。天気は回復してきて晴れてきている。まだまだきつい登りが

続いているが、昨年足が攣った地点が思い出せない。



岩場で眺望が開けた地点が足が攣った地点だった。雲海からの富士山が見えた。木賊山のベンチで

休む予定だったがここで水分補給をした。DIY GPSで確認すると木賊山のベンチまで

あと600m地点であった。




岩場地点で休憩をしたので木賊山はスルーする。甲武信ヶ岳が見えてきた。崩壊地点の先が

頂上だ。



甲武信小屋は風が当たらなくて暖かそうだ。最高地点に到着する。快晴の山頂だ。

平日だが天気が良いので数名のハイカーがすでに到着していた。ほとんどが毛木平からだ。



苦手な山座同定も3回目の登頂だとよくわかってきた。左から国師岳、金峰山方面の先に雪が積もった

北岳と甲斐駒ケ岳が見えた。八ヶ岳方面が見える。


ギザギザな山頂の瑞牆山が見えた。隣に見える山は埼玉県最高峰の三宝山だ。

いつかは登ってみたい。ブログをチェックしていたら2日前におーまいさんが登頂したようだ。

参考にしよう。




風が少し吹いてきたが寒くはないので、サーモスのお湯でロイヤルミルクティーを入れて一服した。

隣のハイカーが携帯電話で話している。ドコモはよくつながるなと思い、私のソフトバンクアイホンを

チェックしてみると、なんとアンテナが立っていた。山間部では全然使い物にならないが

中々やるじゃんと感心した。



休憩後、甲武信小屋まで戻り巻き道で鞍部にある避難小屋を目指す。かなり高度を下げていく。

ここの鞍部から西破風山の登り返しがきつい。避難小屋で小休憩をして西破風山にアタックしていく。

お昼をするか悩んだが昨年のようなこむら返しもなく天気も穏やかで順調なので雁坂嶺まで行くことに

した。しかし後で去年のペースを確認するとなんとペースダウンしていた。



西破風山の岩場地帯から歩いてきた道を振り返り木賊山と甲武信ヶ岳を確認した。



今回も稜線から広瀬湖が見えた。出発した道の駅みともがある地点だ。破風山は破不山という

2つの表記があるようだ。



東破風山から少し標高を下げて右手に見える雁坂嶺を目指す。ここからは緩やかな上り坂が続く。

稜線の木々が枯れている。このままにしておけばいいのか植樹したほうがいいのか

どうすればいいのだろう。



13時18分に雁坂嶺に到着ですのでだいぶお昼が遅くなってしましました。今日のペースならば

避難小屋でお昼にすべきだったかもしれない。セブンイレブンでいつものメロンパンを探していると

モデルチェンジしたらしく小型の香り漂うメロンパンに代わっていた。もう手に入らないのかな。



雁坂峠まで標高を下げていきます。標識をよく読んでみると雁峠は(かりとうげ)だと思い込んでいたら

(がんとうげ)と平仮名が振ってあり間違えに初めて気づいた。



紅葉の中に一気に高度を下げていきます。チャッカチャッカ下って行ったのですが

少し腰に違和感が
ありペースをセーブしました。




第一渡渉ポイントです。昨日の雨が多かったせいか足の置場が定まらない。ここでコケたら

パンツまでびしょ濡れだ。何とか安定している石を見つけて飛び越えました。

その後は静かに紅葉のカーテンの中を歩いていきます。



足を痛めないように歩いたら足が攣った昨年より45分時間が掛かってしまった。

いつもは飛ばしすぎのようだ。コースがハードな為に多少足裏に痛みがあるが、

慎重に歩いたために疲れもでなく無事に歩き切ることができました。