2013年2月20日(水)天気
昨日、新宿にいたら小雪が降ってきた。関東の南部の方が降ったようだ。
秩父や奥多摩の方はどの位降ったのだろう。山だけに雪が降って一般道には無いと車の運転が楽だな。
今日は奥多摩三山の最高峰の三頭山をヌカザス尾根ルートで登ってきました。
行程
三頭橋手前P(7時30分)→登山道入口(7時50分)→イヨ山(8時45分)→ヌカザス山(9時20分)
→三頭三(10時20分)→ムロクボ尾根分岐(11時25分)→登山道入口→三頭橋手前P(12時31分)
距離12.1km 累積標高1334m 行動時間5時間1分(休憩時間含む) 平均速度2.3km
R411て奥多摩湖まで来ると山の木が霧氷のようになってキラキラ輝いている。特に凍結箇所は
無く順調に深山荘前の駐車場に到着した。最近の真冬並みの寒さで出不精気味であったが晴天で
良い山行になりそうだ。
三頭山は2年振りである。奥多摩周遊道路が8時にならないと開かないのは知っているので
深山荘前の駐車場からヌカザス尾根かムロクボ尾根経由で三頭山頂を目指すのがお気に入りだ。
今日も合羽の3レイヤリングでスタートする。三頭橋から雪化粧した三頭山頂がきれいに見れた。
奥多摩周遊道路は積雪の為に全面通行止めのようだ。外気温は-4℃であるが寒さは全く
感じられない。道路を歩いてみると少し凍結しているのが分かる。
登山道入口からまずはイヨ山を目指す。雪はまだ少ないが昨日降った雪が確認できる。
2週間ぶりの登山になるが山は空気がおいしい。標高を上げていくと徐々に雪が増えてきた。
汗が出てきたので合羽を脱いでザックに縛り付ける。
あまりトレースは付いていない。野生動物の足跡のが多いので違う方向に行かないように注意して登る。
緩い登りで雪は締まっているがアイスバーンのところもある。それに尾根が痩せている所もあり、
左右の谷に滑ったら怪我をしてしまう。アイゼンの付け所を考えながら歩いた。
イヨ山でチェーンアイゼンを装着する。ここから奥多摩名物のきつい直登りが始まってきた。
ヌカザス山からロープが張られている所を通過する。少し歩くと稜線ではなく巻いてしまっているので
DIYGPSで確認すると100mほど道を間違えてしまった。稜線に戻るには来た道を戻るか又は直登り
かと考えてここでピッケルを準備する。グリベルの58cmのピッケルなのでストックではない。
今回で初めての使用である。左に登っていったら正規のルートに無事に戻れた。しかし余計なトレースを
付けてしまった。
なんとなく見覚えがある岩の間を通過する。鶴峠分岐では膝下くらい雪が積もっている。
この後も急登りは続いていく。
頂上付近の最後の急登り箇所にはトレースが全く残っていない。ピッケルを使い登っていく。
頂上に到着して合羽を羽織る。風も無く穏やかで気持ちが良い。
富士山の展望が最高である。頂上に電波塔があ三ッ峠山も確認できた。ロイヤルミルクティーを入れて
ミニあんぱんで休憩をした。誰も来る気配がなく貸切状態である。反対側の鷹ノ巣山も良く見えた。
下りは自分のトレースを戻っていくわけだが急なので慎重に歩いた。勝手に巻いてしまった所は
ロープに沿って歩かなければいけなかった。ここもかなり急である。
ムロクボ尾根分岐で道を確認するが全く踏み跡がない。今回一番難儀した所である。
ピッケルを使い慎重に下った。
後はいつものような登山道である。ピッケルを右の指で挟んでいたら中指がしびれてしまった。
左手にも替えて強く挟まないように気をつけた。標高を下げていくと雪道と泥道が入り混じっていて
チェーンアイゼンに雪団子が付いてきた。ピッケルで落とす作業が増えてくる。
又コースミスしてムロクボ尾根登山口の手前で奥多摩周遊道路に出てしまった。(・・。)ゞ
深山荘前Pまであとわずかだ。
ここの急坂が全面凍ったらかなり厄介だろう。12本アイゼンとピッケルが必要になる。