2013年1月12日(土)天気晴れ快晴 稜線は強風


厳冬期登山第2弾は前掛山に行ってきました。当初は雑誌に載っている初心者コースの黒斑山~


蛇骨岳ピストンを考えていたのですが少し物足りない感じです。


夏道の車坂峠からJバンドを下り賽ノ河原から前掛山そして草すべりを登るのは危険と考えました。


標高が高いので寒さが心配ですが、浅間山荘から前掛山ピストンなら行けそうです。


ちなみに冬山の知識はワンダーフォーゲルの12月号で習得中です。


行程


浅間山荘P(8時15分)→火山館(9時30分)→湯ノ平口(9時46分)→賽ノ河原(10時1分)


→前掛山(11時12分)→賽ノ河原→湯ノ平口(12時19分)→火山館(12時29分)


→不動滝(13時17分)→浅間山荘P(13時58分)


距離12.1km 総移動時間5時間28分(休憩時間含む) 累積標高1169m 平均速度2.1km


【赤予定ルート】


【You Tubeが開きます】


チェリーパークラインの雪が心配だったのですがほとんど道路に雪は無く通常運転で浅間山荘


に到着しました。すでに車が6台停まっています。ちょうどチェックの人が来たので駐車料金500円を


支払いました。


初級ハイカーの日記 初級ハイカーの日記

車の中で合羽を着ます。冬の登山の準備は結構時間がかかります。ストックを準備し出発しました。


つぼ足でスタートします。凍結箇所がありますが緩い登りなのでストックでもまだ行けそうです。


晴れてきそうなので気分が乗ってきました。ワカンを持っている人もいるのでちょと不安がよぎります。


前を行く二人組に追いつきそうになりました。ストックでなくつぼ足でピッケルを使っています。


道が良く分からないのでちょとペースを調整します。


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火山館の手前で前掛山が見えました。山頂付近は雪が強風で飛ばされて少ないようです。


二人組は休憩を取ったので追い抜いてしまいました。火山館に到着しましたがそんまま先を急ぎます。


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雪が締まっているので踏まれているルートを歩けばノーアイゼンで歩けます。トレースを外れると


腰までズボッと埋まります。


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なるべく休憩しないでいいようなペースで歩いてきたのでまだ休憩を取っていません。


アイゼンも付けずに前掛山手前まで来ました。ここからあと1時間くらいかなと


考えていました。稜線に入ると風がどんどん強くなっていき路面の雪が舞っています。


半分くらいのところでそろそろアイゼンをつけようと思いザックをおろしました。


ここで雑誌に書いてあったやってはいけない事をしてしまいます。


きちんと山側を向いてセミワンタッチアイゼンを強風の中装着していたのですが、紐を通すのが


面倒だったので手袋を外して作業をしてしまいました。時間はほんの2~3分くらいだったと思います。


2重手袋をして歩き出したのですが左手の指3本が感覚が無く腫れ上がっている感じです。


ストックを握りながら手袋の中でグーパーと激しく動かし続けました。30分動かしても感覚がもどらない


なら撤退しようと考えていました。気温は分かりませんが2300m付近の強風下で手袋を外すなど


自殺行為のようです。勾配はきつくないのでとにかく登り続けました。


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指の感覚が戻ってきました。元に戻る時間は10分位だったかもしれませんが大分長い時間


に感じました。避難シェルターで休憩をとります。セブンイレブンで買った饅頭を食べてポカリを


飲みました。結構な量を飲めました。気がつかなかったようですが喉も渇いていたようです。


休憩後山頂に向かってアタックを開始します。出発時に雪の反射で眩しいなと感じていました。


雪目になったら大変なのでゴーグルを装着します。今回は曇りも出ずになかなか調子が良く山頂に


到着することが出来ました。

初級ハイカーの日記 初級ハイカーの日記

先ほどのアイゼン装着時に凍傷になりかけて懲りたのですがどうしても写真を撮りたくなりました。


今度は15秒ですぐポケットに手を入れます。山頂付近は雪が少なくなっていましたが風は15mから


20m吹いています。トミーの頭付近を撮影します。


初級ハイカーの日記 初級ハイカーの日記

富士山にかかっている雲は危険な雲だったと思いますがこちらには流れてこないでしょう。


蛇骨岳からJバンド方面です。


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動画も撮っておこうと思いiphoneを回していた所、15秒で機能がストップしてしまいました。


寒さで機能が停止した模様です。避難シェルターまで下山します。避難シェルターでは風が


遮られて寒くなかったので山頂でカップめんを食べたくなりお湯を沸かしました。しかし・・・


ガスがすぐ消えます。あまりの寒さでガスが凍ってしまっているようです。


下りは12本アイゼンでガリガリ下っていけますので危険はありません。賽ノ河原でアイゼンを外して


チェーンスパイクに変えたかったのですがトレースが狭くて適当な場所も見当たらないので


結局火山館まで来てしまいました。


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稜線を降りれば風は舞っていませんので穏やかな山歩きとなります。黒斑山方面を振り返ります。


iphoneは湯ノ原口付近で復旧しました。


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火山館の丸太のところでサーモスのお湯でカップめんとメロンパンを食べました。お昼の後は


最近お気に入りのチェーンスパイクに変えて歩き出しました。サングラスも装着します。


凍結箇所の下りがありましたが全く滑ることなく安全に下ることが出来ました。


不動の滝方面に向かいます。


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薄茶色の水が凍っているのであまりきれいではないですね。青空の下快適に下って行きます。


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駐車場ではワンコが迎えてくれました。


2回目の厳冬期登山で晴天の中気持ちの良い雪山歩きが出来ました。(`・ω・´)