2012年5月30日(水)天気のち
熊倉山に行こうと思いました。しかし私が持っているカシミール3Dの地図には登山道が書いて
ありません。地形図をよく見るとバリエーションルートになりますが、酉谷山まで行ける事が
分かりました。ヤマレコで情報を集めてカシミールに登山道を書いてみました。
距離が短いわりには推定時間が掛かっています。手強いコースのようです。
今日は往路2回、復路1回のコースミスをし想定以上のハードコースを味わってきました。
行程
城山コース登山口→熊倉山→宗屋敷尾根分岐→檜岳→1452mピーク→小黒→酉谷山→小黒
→1452mピーク→檜岳→宗屋敷尾根分岐→熊倉山→城山コース登山口
距離14.5km 総移動時間 往路4時間31分 復路3時間41分 合計8時間52分(休憩時間含む)
累積標高 1621m 平均速度 1.6km
昨日の夜は、大気が不安定な理由による強い雨が降り、今日の山行もスリップが心配でした。
R299で秩父に出てR140で荒川村の城山コース登山口を目指します。
城山コース登山口は鞍部になっていて車が数台停められます。準備を整え7時21分にスタート
しました。ちなみにインソールはソルボです。
(GPSログ)
昨日の雨で登山道がドロドロになっていてちょとした事で足元がズルッとします。
帰り道の下り坂が思いやられます。暗いジメジメした急坂から登り始めました。
岩石があったところで右か左に巻き道があるだろうと考えましたが見当たりません。そのまま
岩の間を抜けるのが正解です。特にペイントはありません。
9時11分に熊倉山頂に到着しました。ここで初めての休憩を入れます。水分補給と行動食を
食べました。錆びた看板に熊倉山と書いてあります。展望はありません。ここまでの道中も
展望は開けません。
アカヤシオがきれいに咲いていました。天気は晴れの予想だったのですがだんだん雲が出
てきました。ここから奥に進むと「遭難事故多発」の看板があります。酉谷山まで標識は
一切ありません。踏み跡とテープが頼りです。ゆるやかな稜線のアップダウンを期待していた
のですが、岩場が数箇所あるハードなアップダウンの登山道が続きます。行程の地名も
ヤマレコの記録をコピーしたものなので地形図やGPSでの現在地の確認が必要になります。
檜岳からの下りで目印を失ってしまいました。すぐに気づき元の位置まで戻り正しい目印を
発見しました。その先にスズタケ地帯が続きます。長袖を着ていましたが手の甲をすこし
切ってしまい出血してしまいました。長袖は必需品です。
小黒付近では間違ったテープの方に進んでしまい、下ってから目印が無くなったので
元の位置まで戻りました。ヤマレコのレポと同じところで道迷をしたようです。
酉谷山頂に最後の急登りがありました。
11時55分に酉谷山山頂に到着しました。すっかり雲が出てしまい展望がゼロになってしま
いました。ちなみに熊倉山から酉谷山の稜線も展望が開ける所は一切ありません。
山頂でお昼にしました。ヤマレコのレポに小ハエが多いいと書いてありましたが、カップめんを
食べていると体の回りからザックの周りまで大量の小ハエに囲まれてしまいました。
実はあまり気になりませんが耳に入ったりコーヒーカップに入ったりするとさすがに
うっとうしいです。登山中にアブやブヨが耳元に来てもいつもほっといているので今の所、
刺されたことはありません。
約30分休憩を取って下山の途に着きます。
熊倉山への案内標識はありません。
3回目の道迷いは又小黒です。先ほど通過した筈ですが西の方に巻いて行く目印が見当たらずに
直進してしまいました。今回も分かるとろろまで無事に戻り正確な目印を発見することが出来ました。
檜岳の急な登り返しやその先の岩場地帯などで体力をだいぶ消耗します。
熊倉山頂に14時48分に戻っていました。復路では休憩を取らなかったので午後初めての休憩
を取りました。今日は天気は悪かったのですが足の調子は、体力消耗による通常の軽い痛みがある
のみでまあまあ良かったです。
コース中三角点がよく設置されてありました。滑りやすい木の根を越えて行きます。
緩やかな下りでは少し飛ばしてみました。右足裏に少々の痛みが出ていますが想定内です。
ソルボのインソールは優秀です。16時14分に城山コース登山口に戻ってきました。
距離は大してありませんが急なアップダウンが続くハードコースです。
体力の消耗を感じます。GPSのログで速度を見たところ1.6kmしかでていません。
雲取山三峰コースと比べると倍きつい感じがします。
展望も利かない深い森の中を歩いていき道迷いもしやすいので万人向けコースではありません。
矢岳も登りたいと思っているのですがこんなにハードで無ければ良いのですが。