何かを選択するとき、「覚悟」が必要ですよね。
五木寛之さんの本をあらためて読みましたが、
覚悟とは、「諦める覚悟」のこと。
「諦める」のは、投げ出すことではなく、 「明らかに究める(きわめる)」ことだと・・。
つまり、「期待感や不安などに目をくもらせることなく、事実を正面から受け止めること」だと述べられています。
「下山の哲学を持つ」という章の中に、
「登頂することだけが登山の目標ではない。きちんと安全かつ優雅に山を下っていくことが、人間にとって大切なのだと思う」という箇所があります。
それを人生にたとえ
「いまは山を登っている途中なのか、それとも頂上にとどまっているのか、あるいは下山にかかっているのか、、それをきちんと見すえなくてはなりません。」とおっしゃっています。
下山の方が事故が多いことにも触れ、
「心を落ち着けて山を下っていくことが、登山の中でも大事な部分である。それは人生においても、国家や社会においても同じなのではないでしょうか・・」
という部分は、とても共感できました。
低迷期が続いている今、
「生まれて、生きて、老いて死んでいく、それをすべてやるということに価値があると思う」
という姿勢に
「シンプルな潔さ」
を感じた一冊です。
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