「人格障害」とか

「パーソナリティ障害」というのを

聞いたことがあるかと思います。

 

実は、20年以上前から

心理学を学んでいる私にとっては、

「人格障害」の方が馴染みが

あるものでした。

 

その後、発達障害、

特に「大人の発達障害」が

注目を浴びることになり、

以前から人格障害のモデルで

考えるとどうなるのだろう・・・

と、思ってきたりもしました。

 

数日前、PTSD、うつ、不安には

オーバーラップが多いよ、

という話を書きましたが、

人格障害と発達障害の間にも

オーバーラップはあるように思います。

 

いい加減に聞こえるかもしれませんが、

診断する人(専門家)によって

診断は変わってくる可能性も

あります。

 

それは、専門の幅が狭いせいと、

またクライアント(患者)側も

場合によっては人によって

見せる顔が違う、ということも

あります。

 

「人格障害」というと、

即座に「境界性人格障害」と

思う人もいますが、

A群、B群、C群とあって、

境界性以外にもいろいろあります。

 

私が見ている中では

回避性、精神病質などは

あるかな~と思っています。

 

もともと、「人格(パーソナリティ}」

に「病理」を当てはめるのはおかしい、

という意見も以前からあります。

 

学業や仕事なども

ふつうにできている人も多いですが、

困難や生きにくさがあったりします。

 

だいたいは、幼少期に

親とのミスマッチがあったり、

コミュニケーションの問題があったり、

あるいはなんらかのトラウマを

抱えている場合などが多いのです。

 

発達障害でも、その傾向は

あるかと思います。

 

時間はかかりますが、

コミュニケーションや自他の捉え方

などを変えていくことで

改善していきます。