今朝ですがニュースで、
不法滞在後難民申請をしていた
スリランカの男性2人を裁判なしで
申請棄却の翌日強制送還したのは
違憲であるという判断が東京高等裁で
出たというのを見ました。
以前から、日本の入管(入国管理局)は
人を人とも思わない扱いをしていて
悪名高いですが、
今度の判決は「画期的」と言えるようです。
私は「難民」の仕事はしていないですが、
仕事柄、英語でも日本語でも
「移民」の方のお仕事はしています。
外国人、留学生、在留外国人の方たちです。
(そうして、「心理的難民」のような
方も少なからずいらっしゃるのです。)
一応法学部出身ではあるのですが、
こうした判決に至る論理や法的根拠
にはもちろん詳しくないです💦
ただ、入管のやり方が
人道的ではない、というより
むしろ非人道的であるということは
以前より批判や懸念の声が
上がっていました。
日本の憲法というものが
日本国民を前提(対象)とした
ものであるにしても、
人道的・法治国家的な理念に
基づいて制定されたものである以上、
道義的にこれまで入管で
行われていたような
「非人道的」扱いは許されないでしょう。
ほかにも多くのイシューがありますが、
先進国である以上、他国に顔向けできないような
「あり得ない」扱いや慣習は
止めるべきだと思います。
もちろん、「批判されるから止める」
のではなく、「人」をどう扱うか、
という観点からであってほしくは
あるのですが・・・
やや脱線しますが、最近
公認心理師についても見ていて、
対象は「国民」であるのですが、
だからと言って援助を必要としている人であれば
外国人・移民であっても
(特にうちは個人開業=自費であるために)
援助を断る理由にはならないな、
と改めて思っていたところでした。
とにかく、入管のことは
今後の課題も多いでしょうが、
ちょっとホッとした
ニュースではありました。