おさななじみ | ひとりごと

おさななじみ

 

夕暮れ時

庭に佇んでいた

遠くでパンパーンと手を叩く音

うるさいな

また、パンパーンと手を叩く音

見上げると遠くに人影が

おぼろげながら幼馴染のようだ

軽く会釈した

 

一瞬

空間が

匂いが

半世紀前

子供の頃に戻った

互いの家はあの頃のままでも

周りの風景はすっかり変わってしまった

 

前に見かけたのは20年以上昔

再びこの家を出る前だっただろうか

子供を連れて花火大会に行く後ろ姿

 

うつろいゆくもの

そのまま流れ去る

 

 

 

月日は百代の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり