前回のデビュー試験では木っ端みじんに散った
「石井秀明」が見事、最終試験をパスし、晴れ
てスタイリストデビューしました

彼はおとなしい性格ですが、内には技術に対する
向上心がメラメラとあり、まさに職人タイプの美
容師だと思います。
ただ、これからはお客様(人)の指示を得ること
が美容師としての価値になる。
コンテストでの好成績は確実に自信に繋がり、ま
たそれが接客面での説得力になります。
それがお客様から見て「安心感」や「納得」に直
結すれば、また指名していただける。
でも、間違ってはいけないのが、コンテストでの
結果とお客様からの支持は必ずしも一致しないと
いう事実。
あくまでお客様の満足を得て「美容師」という職
業は成立するのです。
自分も含めて、男性美容師は大抵の場合、自信満々
でデビューし、数ヶ月後、指名を頂けるお客様が当
初の予想とは大きく下回ってショックを受ける。
そこでその事実をどう受け止めるかが、その後の本
人の成長を大きく左右することになる。
少しずつ成長していく過程をこれから見守っていき
たいと思います。