第一次の新卒面接が終了しました。
今年は例年になく早い段階からの見学希望者が多く、
予定より2ヶ月程、面接を繰り上げたのでした。
僕は最終面接だけ統括店長の山下と担当したのですが、
初期の店内見学時によく言われたこと。
「ウエディングヘアメイクに興味があるんです。」
どうやら、サイトや噂を聞いて面接に来てくれているらしい。
見学にきた女の子の90%はウエディング関連の話をして
いったみたい。
意外な所で求人に役立っていたみたいです。
もちろん美容師である以上、カットやカラーなどを練習して
上手なスタイリストを目指すのは当然のこと。
最近ではプラスαのスキルを求めている子が多いんだなっ
て改めて実感しています。
最近の美容学校では「マーケティング」や「バランスシート」の
見方まで授業の一環で教えているところもあるらしい。
この考えには賛否両論ありそうだけど、僕はかなり肯定派です。
「技術がうまければそれでオッケー」だけではなく、数字も管理
できてこそプロだと思うからです。
お客様にとっていい美容師かどうかはお客様が決めることです。
それは否応無しに数字となって表れてきます。
この考え自体、数年前の僕は大反対してました。
「数字さえ上げればいい美容師なのか?
だったらお客様が必要のないパーマを無理矢理押し付ければ
数字はかせげるじゃん。 本当は必要のない商品を売りまくれば
いいのか?」
と、こんなこと思ってました。
答えは全くノーです。
それでは一時的な売り上げアップのみで信頼は失います。
中長期で見れば確実に売れない美容師になるでしょう。
やはり売れている美容師には訳があるんです。
一見無茶なやり方をしているようでもお客様は信頼しているから
またいらして頂けるんでしょうね。
とかく美容業界では数字の話になると「技術も無視して金儲けに
走ってるサロン」と揶揄されがちです。
これは他業種から見ても不思議な状況じゃないでしょうか?
リスクをしょって起業して売り上げを上げようと努力する。
へんですか?
と、まぁ内部の話はこの辺にしといて、
美容学校生の話に戻しましょう。
変わってきたな~と感じたのは、自分を採用してくれたら御社には
こんなメリットがあります!という自己PRが増えたこと。
「ここに入ればどんなメリットがありますか~?」みたいな他力本願な
面接者が本当に減ってきました。
こういう勢いのある方が入社して来てくれたら、既存のスタッフへも
いい影響になるでしょう。
美容学校生のみなさん。
希望のサロン入店出来るよう、頑張って下さい。