この言葉は、テレビ番組の「豪邸拝見」という番組で登場したある画家の座右の銘です。日々努力すれば前に進むーというような言い方の格言はいくつかありますが、それに対して、この言葉は逆説的な言葉だけに、逆に心に迫るものがあります。つまり、日々努力を怠れば、その分取り返しがつかないように遅れていくという強い警告のような、良い意味での脅迫的な諭しの力があります。


 この画家の豪邸というのは、特に新しく何億円もするような豪邸を建ったというのではなく、先祖から受け継いだ古い豪邸を改装したというものでした。もうその画家の名前は覚えていませんが、紹介されたその半生は驚嘆するほどの波乱に富んだものでした。


 画家を志し、7度目の試験でようやく合格してフランスに画家として留学をし、帰国後、35才にして、妻子を日本に残したまま、単身アメリカニューヨークに渡ったということです。そして7、8年はいっさい絵は売れず、アルバイトで日本に生活費を送りながら、画家としての修行をしたということです。そして8年目ころからようやく売れるようになり、印象派的な画風と純日本風の赴きを融合させた画風で人気を高めたということです。


 その後、日本に帰ってきて、荒れ果てていた先祖からの豪邸を全面改装したということです。そのようなバイタリティあふれる人生を支えていた座右の銘だとすれば、少しでも参考にしたいものです。