東京方面から、冬諏訪に来られる方、特に中央道で来て小淵沢インターあるいは、諏訪南インターで降りる方は、中央道を降りたら、しばらくは、たとえば5km位は様子見の安全運転をした方がよいと思います。

 最近は異常気象で、冬でも一日毎に、雨になったり雪になったりすることが多く、特に、前日の夕方から夜にかけて雨が降り、夜中に冷えてそれが路面上で凍結し、朝早く雪が降って路面を覆い、ドライバーが見た目には、下が一面のアイスバーンになっているということが全く分からない状態の時がよくあります。


 一方、中央道は、常に塩カルを散布するとか、除雪するとかで整備されていますから、その状態から、しかも高速を走って相当のスピードで走ってきている感覚が戻らぬまま、前述のような状態の道路に降りて、その状況を知らぬまま車を走らせると、とんでもない大きい事故になる可能性があります。

 実は、私はその諏訪南インターの近くの県道沿いに住んでいるんですが、おそらく、この10年位の間に、中央道を出てからわずか3kmくらいの間で、50台位の車が犠牲になっています。私の家に、事故後電話を借りに来た人が何人もいます。


 以前、ちょうどワゴン車が逆さに川に落ちたばかりの状態で、人がその川から視点が定まらないようなパニック状態で、這い上がってくるのを見ました。中には、ガードレールは無傷のまま、それを飛び越えて下の田んぼに落ちているとか、あるいは中部電力の配電板のようなボックスに車が飛び込んで、それを修理したのもつかの間、同じ所にまた車が飛び込み、その車のフロントガラスからスキーの板が飛び出ていたといういうことで、ついには、中電がそこからそのボックスを移設したというような状況です。


 実は、私も以前、場所はこことは違いますが、同じような犠牲になったことがあります。あるいは、ギネスブックに載るかもしれないような事故でした。場所は、同じ地元の茅野市の白樺湖から蓼科町にいく道路で

蓼科牧場の近くです。

 北東向きの長さ200m位の長い坂道で、路面はやはり前述したのと全く同じ状況でした。当時私は、土木工事の会社に勤めていまして、朝現場に向うおそらく7時半前後ではなかったかと思います。車は2tのダンプトラックです。その坂の一番上で滑り始めたが最後、一番下まで、つまり約200m、ハンドルもブレーキもほとんど効かないまま、滑り降りたということです。


 途中では、同じように滑った車が何台か、かろうじて止まっていましたが、それに衝突しないように神業のように運転しながら、一番下まで何とか下っていきましたが、しかし、下には同じように滑って来た車が何台も既に衝突していました。おそらく台数は、15台前後です。一般の乗用車から観光バスから、トラックから実に惨憺たる有様でした。私の車も、とうとうその一番下で、その既に衝突している車に衝突してようやく止まったということです。


 そして、私の後から同じく滑って来た乗用車で、これは運良く、私の車の手前で止まり、その時は無傷でしたが、たまたま、私たちの横を、除雪用の大型グレーダーが登っていきましたが、これは確かチェーンを巻いていたと思いますが、そのグレーダーが途中からやはり滑ってしまって、そのまま滑り降りて来て、その無傷で止まっていた車に衝突し、しかもその車が私のトラックにも追突してしまったということです。


 おそらく、この事故がきっかけだと思いますが、現在はその200m位の坂の全延長に、防雨防雪用の鋼製のアーチが架けられています。くれぐれも注意してください。


それと、性能の良い4WDの車を買って、その年初めて諏訪のスキー場などに来る方も注意が必要だと思います。行く時は登りで、その性能の良い4WD車が雪道を逞しく思いのままに走る喜びを満喫し、そして、その車のタフな能力に少し過剰な自信を持ってしまったその帰り道、よく下りの路線で、名のある新しい4WDの名車が、道路脇に乗り上げたり落ちたりしているのを見かけます。

 前輪駆動車とか4WD車は、登りは安定していますが、下りはその駆動方式による特性もありまして、必要以上に瞬間的に車を下に牽引してしまうという傾向があるようです。これもご注意下さい。