ズビグニエフ・チブルスキーという俳優主演の

「灰とダイヤモンド」という確かホーランド映画があった


人生

一面の灰でおおわれていたとしても

一かけらのダイヤモンドが

一つでもあれば

人生は肯定できる


母との長い葛藤のすえ

その晩年は病気になり

下の世話も私がする

自宅介護の生活を半年ばかりした


その生活の中で

「はい 大きく息を吸ってー

はいてー」といいながら

 介護状態の母が

私の腕を後から

あげて肩や

足を「もういいよ」というまで

マッサージしてくれた


私も母の体をマッサージして

お互いに体をもみあった




わずか一か月位しか

その生活はなかったが

そして先日なくなったが


今思えば

その体をもみあった一瞬は

まさに

灰だらけの私の人生の中の

一かけらのダイヤモンドだ


これだけで

私は自分の人生を肯定できそうだ

この一瞬

このワンシーンがあるだけで!