あれは茅野市東部の圃場整備の

工事を担当している時だった


私は地元の地主に

挨拶回りをしていた


季節は12月下旬で

雪がふっていて

道路にも雪がたまり

それを除雪車がかき分けてあった


大久保という地区から

穴山という地区に行く

下り斜面の道路で

その一番左端に軽トラックを止めて

その道路沿いの地主の家に

タオルをもちながら挨拶をしにいった


たまたま留守で

しかたなく自分の車のあるところまで

また戻ったが何と!

車を止めてあるはずが

そこに私の車はなかった


急激な心臓の鼓動が走った

私はあわてて近くを見渡し自分の

軽トラックを探した


すると何と私の軽トラックは

先ほどとめたはずの場所から

20mも下の反対車線の道路脇に

道路から外れ側溝の中に前輪が落ちていた


どうもサイドブレーキをかけ忘れていて

自然に下り斜面を軽トラックが

無人のまま動いて側溝に前輪が落ちて止まったらしい


落ち着いてよくその車の状態を見たとき

とんでもない奇跡的な状態になっていた


つまり道路の側溝のすぐ外は

一面トタンの塀が続いていて

もしその塀に車がぶつかれば

車も塀も100%破損する状態だっかが


私の軽トラックは偶然にも

たまたまちょうど軽トラックの幅一台分が

入るくらいそこだけ塀が空いている処に

落ちていて車も無事だったのだ


前に回ってよく見ると

左右の塀と車のバックミラーの間隔は

左右ジャスト5㎝だけ空いていた


そして前輪も確かに側溝に落ちてはいたが

たまたま除雪車がかいた雪が

側溝に埋まっていたために

前輪もいためずその雪の塊の上に

乗っていた


4WDなのでバックにいれて

アクセルを踏むとまた道路にもどれた


無人の軽トラックが

自然に動きだし

反対車線の車にも遭遇せず約20m下の


道路脇の雪のたまった

側溝の上で 後でバックで車が出れるくらい雪が沈むことで

完全にラインアウトすることなく車が止まり

たまたま車の幅だけ塀の切れている部分に

左右ジャスト5㎝だけあけて

その塀の切れた間に顔を突っ込むような状態で

止まっていたーーーのである


「また 危機一髪救われた!」

そう思った