「渡りて来る神の子」について少し深堀したいと思います。(エゼキエル戦争とハルマゲドンが同一の場合は)戦争から逃れるためエゼキエル戦争勃発の前後に、あるいは(エゼキエル戦争とハルマゲドンが異なる場合は)エゼキエル戦争でイスラエルの地に住めなくなった結果、ハルマゲドン戦争の前に、(アシュケナジーやスファラディーともに)ユダヤ(旧南イスラエル)人が日本(神から約束された地カナン)に移住してくる可能性が高まっています。

 いずれにしても現「イスラエル」と現「日本」の両方で「終末戦争」が起きる可能性が高いと考えています。現「イスラエル」で起きる「終末戦争」のことを「エゼキエル戦争」といい、現「日本」で起きる「終末戦争」のことを「ハルマゲドン」というのかもしれません。なぜなら 新訳聖書における「ハルマゲドン」とは「麗しき国」で起こるとされ、「イスラエル」とは明記されていません。また「日月神示」でも「ハルマゲドン」という言葉はでてきますが、「エゼキエル戦争」という言葉はでてきません。

 

岩戸の巻 第3

 二二は晴れたり、日本晴れ、びっくりばこ いよいよとなりたぞ。春マケ、夏マケ、秋マケ、冬マケてハルマゲドンとなるのざぞ、早う改心せんとハルマゲドンの大峠こせんことになるぞ。大峠となりたら どんな臣民もアフンとして もの云へんことになるのざぞ、・・・・・、大洗濯ざぞ、大掃除ざぞ、ぐれんざぞ、二二に花咲くぞ。一月一日、  のひつ九か三。

 

***日月神示では「ハルマゲドン」という言葉がしっかりでてきます。しかも「ハルマゲドン」を「大峠」とも認めています。

 

一火の巻 第七帖

 アは元のキの神の子ぞ。ヤとワは渡りて来た神の子ぞ。 渡りて来る神の子」ざぞ。十の流れ、十二の流れと今に判る時来るぞ、三ツ巴現はれるぞ、メリカ、キリスも、オロシヤも、世界一つに丸めて一つの王で治めるのぢゃぞ、外国人も神の目からはないのざぞ。今一戦(ひといくさ)あるぞ。・・・・・ (す)と二(ふ)と四(よ)との大きいくさあると知らしてありたが、一旦は二(ふ)と四(よ)の天下になる所まで落ち込むぞ、行く所まで行きて、「ナのミタマとノのミタマの和合一致出来てからスのミタマが天下統一、世界一平となる」のぢゃぞ。愈々大峠 取上げにかかるのざぞ。七月十九日、ひつぐの神。

 

***「十の流れ、十二の流れ」とは、旧イスラエル(ミツグの民)のことと思われます。「十の流れ」とは、旧北イスラエル国を構成していた10部族(ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族)のことで、それに旧南イスラエル国を構成していた2部族(ユダ族、レビ族)を合わせて、旧イスラエル国の12部族「十二の流れ」となります。

 

***「ナ」のミタマと「ノ」のミタマの意味は不明ではありますが、「ナ」は「ヒツグ()の民」のことであり、「ノ」は現「日本国」に渡ってくる、あるいはすでに渡ってき来た「ミツグの民()」のことのように思われます(もしかすると、「ナ」が「ミツグ()」で「ノ」が「ヒツグ()」で逆かもしれませんが)。なぜなら 「ナのミタマとノのミタマの和合一致出来てからス()のミタマが・・・・・」と預言(神託)されているので、「ナ」と「ノ」は、「ス()」ができる前の要素・因子とみなすことができます。()は()の中心に()を入れてつくりますので、「ヒツグ」と「ミツグ」ということになります。

 従って「ス」とは現「日本」または現「日本人」のことではなく、「ヒツグ」と「ミツグ」が陰陽和合してできた新しい「日本」または「その国民」と解釈することができます。つまり、「ス(」とは、現時点ではまだ存在していない、これから生み出される新たな国またはその国民のことと思われます。「ス」になった暁には国名が改名され、それこそ「スメラ(シュメール)」と言われているかもしれません。なぜならその国を治める王は「アマツヒツギスメラミコトオオカミと預言されており、代々「スメラ」という言葉が引き継がれてきているからです。

 「・・・・・ ス()のミタマが天下統一、世界一平となる」の意味は、現「イスラエル」と現「日本」とが何らかの形で融和・統一した後、「ス」の国が「ハルマゲドン」で勝利し、新しい「一つの王」で世界を統一、そして世界平和に突き進んで行くことを暗示しているように解釈できます

 新国ス(」が実現するためには「ユダヤ人(ミツグの民)」が現「日本」に渡ってくる必要があり、仮に戦争が理由で臣民渡ってくるのであれば、「イスラエル」で人々が住めなくなるようなたいへん厳しい状況にまで追い込まれる必要があります。それは今までのような地域紛争や小戦争のレベルではなく、大戦つまり「エゼキエル戦争」級の大きな戦争が必要となってくるものと思われます。仮に日本で「失われた聖なるアーク」が見つかったとしても、若干の「ユダヤ人」日本に渡ってくる程度で、民族大移動とまではいかないものと思われます。逆に「日本人」こそ「イスラエル」にやって来るべきだとか、「アークはもともとイスラエルのものだから、イスラエルに返還しろ!」等と言われ、強制的に「アーク」を返還させられる可能性すらありえます。「アミシャーブAmishav」というイスラエルの調査機関をご存じでしょうか?「アミシャーブ」とはイスラエルの失われた10部族(12部族)、つまり兄弟を捜し求めるため、世界中の国々を調査している機関で、「失われた10部族」の末裔が見つかると「イスラエル」に帰還させています。「日本人」が「10部族」だと分かると、ユダヤ人日本移住するより、おそらく「日本人のイスラエル帰還」の方を求めてくるでしょう。よって現「イスラエル」が住みづらくなるか、住めなくなるような状況ができてこない限り、大量の「ユダヤ人の日本移住」は起きないものと思われます。

 イスラエル・中東で大きな戦争が起きて、多くのユダヤ人が日本に渡って来た後、現「日本」でも世界の国々を巻き込んだ大戦争、つまり最終戦争「ハルマゲドン」が起きる。そこにはそうすることで、「新国ス(」とその国民が新たに生まれてくる。その後「新国ス」()は大いなる戦に勝利し、世界統一平和にしていく。アセンション(次元上昇)も起きて、今度は生き残ったスの臣民と神とが更に和合一致し「神人()」となる。または「ハルマゲドン」で生き残ったスの臣民と神とが更に和合一致し「神人()」となからアセンション(次元上昇)が起きるのかもしれません(日月神示からは前者の方が示唆されます)が、いずれにせよ、聖書で記載されているところの「千年王国」が訪れる。

 まり、陰陽和合()は少なくとも2回以上起こり、「エゼキエル戦争」と「ハルマゲドン」とは異なる戦争である可能性が高い、あるいは「エゼキエル戦争」と「ハルマゲドン」とが最終的には同一視されるかもしれませんが、現「イスラエル」と現「日本」で(最終戦争ともいうべき)大きな戦争がそれぞれに起きる可能性が高いと考えております。そして各々の大戦特別な意味が与えられてい、「エゼキエル戦争(またはイスラエル・中東での大戦)」は「新ス(」をつくるため、「ハルマゲドン戦争(または極東での大戦)」は「神人」をつくるためと思われます。現時点ではそんなふうに考えている次第であります。

 

*** 神示では (す)の他に、二(ふ)と四(よ)も出てきます。 (す)が和合一致した国ならば、二(ふ)と四(よ)もロシア、中国、アメリカ等という単体の大国ではなく、「戦争のためのに結束してできた連合国」あるいは「戦争をするたびに合併・吸収してできた新たな統一国」の可能性も考えらえます。