最近時間があるのでAmazonプライム・ビデオを子供達が寝静まった夜に見ています。
私は樹木希林さんが大好きで著書もよく読んでいて、お着物を来た希林さんが私のおばあちゃんに似ていて、こういう柔らかだけどしゃっきりした人になりたいなと憧れていました。
「日日是好日」や「あん」「海街diary」など、希林さんが出演されている作品がたくさんAmazonプライム・ビデオで観られるので夜な夜な観ています。
私は激しいアクションや主人公がどん底に落ちていく悲劇系は刺激が強すぎて苦手なのですが、これらの作品は割と安心して観ていられます。
結末を知っている映画を繰り返し観るのが好きなのですが、こういう人って珍しいんですかね?
夫には結末知ってるのになんで観てるの?と言われてしまいました笑。
「日日是好日」を観ていて感じたのですが、やっぱり、一緒にいたいな、と思う人やいないとなんだか寂しくて会いたいなあと思う人って、特別な人じゃないんだなあと思います。
もちろん希林さん演じる「武田のおばさん」は、茶道(表千家)の師範で、長年茶道の道を歩んで来たという点においては特別な人なのですが、主人公の典子が就職で奮闘している時、恋愛で失敗した時、お父さんが亡くなったときに武田のおばさんのところに戻ってくるのは、武田のおばさんのその静かで穏やかな佇まいのためなのではないかな、と思うんです。
人生で多くの出来事がやって来て、辛かったり、悲しかったり、周りに置いていかれている気がして焦ったり、たくさんの思いが去来しても、いつも静かにそこにいて、心を鎮めて癒してくれる場所。それが典子にとっての武田のおばさんであり、茶道なのでしょうね。
いつでも何があっても「帰ってくる場所」と思える人がいることってとっても幸せなことですよね。
私にとっては今一緒にいる家族、夫や子供達がそういう存在ですが、逆に家族にも、家に帰って来たらホッとするな、ここが自分のいる場所だと思ってもらえてたら幸せだなと思います。