成宮寛貴さん、とても好きな俳優さんでした。
デビューしてすぐの時に何かの雑誌で拝見して以来、なんて素敵な人だろう、と気にかけておりました。
さて、私は成宮寛貴さんの疑惑に関しては真実のところはわかりません。
が、成宮寛貴さんが引退して以降、「本当にシロなら戦うべきだ」という意見に多少しこりを感じてしまうのです。
それは、成宮寛貴さんの引退を表明したファックスでのセクシャリティを知られなくなかった、暴かれて消えてしまいたいほどの絶望と恐怖を味わった(うろ覚えで若干意訳しているかもしれません)という部分は恐らく本当なのだろうと思います。
そして、成宮寛貴さんが本当にLGBT なのであれば、彼が幼少の時に負った傷は私の想像をはるかに超えるほどの深さなのではないかと思うのです。
それが自分の意図しない形で暴かれて、拡散していく現実を目の当たりにして、成宮寛貴さんの癒されていない傷だらけの少年が、「普通なら」「まともな社会人なら」「責任ある大人として」の行動を考えることができないほどに萎縮し立ちすくんでしまうということは私はきっとあるんじゃないかなと思います。
私自身、成宮寛貴さんの傷には遠く及びませんがトラウマはいっぱいあります。
昔、塾の先生に殴られて以来「声の大きい男の人」と「机がガシャンと大きな音を立てて倒れる様」「座っている私の目の前に男の人が立っていること」が怖いです。だいぶ落ち着いてきたと思いますけど怖いです。
声の大きい男の人に関しては今でも近くにいると身が竦み、走り出して逃げてしまいます。
トラウマは簡単に消せるものではないけれど、一つ一つ癒していければいいなと思っています。