夏至以降、いろいろな方のブログでは新しいことを始めよう、とか、エネルギーがどうの、という内容がたくさん書かれているのを拝見しました。
私が最近やっていることはそれらとは全く逆行していて笑、ことさら過去の自分との対話です。

多分、最近のトレンドとはかなりかけ離れた内容の気がしております。

毎日、日常をこなしている中で、突然に思い出される過去、それを封じ込めるのではなく、過去の自分においでおいでーってして、あの時、自分がどんな風に感じていたとか、あの時、自分はどうすればよかったのか、とか、そういうことを考えが流れるままとりあえず感じ続けていくこと。
それは、自分が失敗してしまったことだったり、家庭環境とか、学校での環境とか、自分ではどうすることもできなかったことによって自分が苦しんでいたことだったりが多いんですけど、とにかく沸き起こる思考だったり感情だったりをああ、自分はあの時そんな風に思ってたんだねって感じて消えていくっていうのを繰り返すんですけど、自分の中ではもう過ぎ去っていて、自分ではとっくに解決したものと思っていた出来事が未だにしこりになっていたり、一つのものが流れていくと芋づる式に違う出来事がわさーっと流れてきたりして、自分ていつの間にかいろんなものを受け止めて生きてきていたんだなあと妙に感動してしまいました。

色々な出来事が自分にとって苦しみだったり、悲しみだったり、怒りだったりで思い出すんですけど、感情が流れていくごとに、不思議と、そんな風にいろんな出来事に向き合ってきた自分が、愛おしく感じてくるんですよね。
もちろん自分が人を傷つけてしまったり、あまり褒められたことではないことをしてしまってバチの悪い思い出もたくさんあるんですけど、自分が人生の一瞬一瞬でいろんなことを感じて、受け止めて、そして自分の知恵だとか知識だとか経験則の中できっと最良だと思うことを一生懸命やってきたんだろうな、と思うんです、多分。
なんか、できの悪い子ほど可愛い、じゃないですけど、幼稚で、稚拙だった自分が思いがけず、愛おしい、と思うようになってきてしまって。

自分の中と会話しているうちに、暗くて、楽しい思い出なんて何にもないって思ってた自分の過去が、実は、彩りに満ちた豊かなものだったのかもしれないなあと思い始めた今日この頃です笑。