古典小説を再読する傍ら、高校時代にハマっていた漫画のことも思い出し、Amazonで検索をかけてみたら、ありました!
多田かおるさん原作の、「 イタズラなkiss 」
女子校に通っていた高校時代、親友に勧められて読んでどハマりした作品。
主人公の琴子が、高校の同級生である天才&イケメン&社長令息&冷徹クールな入江くんに、一途な片思いをし続けるラブコメの王道です。
自分を琴子に重ねて、読み進めながらキュンキュンしまくっていたな〜
私も主人公たちと同じような大学附属校に通っていたし、一定の外部受験生がいるのも同じシチュエーションで、共学と女子校の違いはあれど、私も学校同士の親交が深かった男子校の生徒に絶賛片思い中で。。。
(基本は招待チケット制の文化祭の入場が、東京六大学の附属校生ならフリーになるとか、部活や文化系イベントを合同でやるとかで、男子校と女子校の交流はかなりあった)
その片思い相手には、更に片思いしている相手がいるのを暗に知らされていたから、な〜んにも出来なかったし、いわゆる撃沈というやつでしたけど!
ネタバレしてしまうと、紆余曲折あって琴子ちゃんは入江くんと結ばれるのですが、一方、私にとっての高校時代の苦〜い恋愛は、
「 ラブコメにおけるハッピーエンドは、本来叶うはずのない欲求を擬似実現させるための創作物 」
と割り切らせ、
「 現実の恋愛では、自分を過信せず、身の程を知ることこそ一番大切 」
を思い知る体験だったのです
結局のところ、外見だけで好きになってもらえるような容姿でもない平々凡々の自分が、スムーズな恋愛経験を手にするためには、相手に期待するのと同じ環境(学歴であったり、職業であったり)に自分を置くことがベストな前提だと悟り、その後の自分の努力に対するモチベーションになったわけです
まぁでも、大学に進学したらしたで、インカレサークルには近隣の洗練された女子大生がたくさん来ていて、総合大学の地味な女子学生などお呼びでない雰囲気に直面したり、必死に滑り込んだ職場で男性と肩を並べて働くためには、愛だの恋だの言っていられる状況じゃなく
、結婚が30歳を過ぎる結果になったのはご覧の通り!
さておき、そんな私の青春時代を回想させる「 イタズラなkiss 」が、Love in Tokyoのサブタイトル付きで2013年にフジテレビでドラマ化されていたことをつい最近知りました。
Amazon Primeでの評価がすごく良かったから、早速観てみましたが…
評価通りに、すごく面白い
演出で漫画の世界観がそのまま表現されている上に、キャストの配役も演技も最高
そして、40歳をすぎても胸キュンの連続悶絶!
普段ドラマをほとんど観ることのない自分が、久々にハマってしまった
で、今更思ったこと。
出会いと恋愛成就の効率性を高めるためには、好きになった相手と同じレベルに自分の身を置くこともが前提として、何より一番大事なのは、明るく素直で、相手を想う純粋な心だなぁと。。
それがあるから相手に愛されるし、愛されてこそ幸せになれる
恋愛する立場ではなくなった今、主人公の琴子ちゃんを自分ではなく娘に重ねて、一途に想い・想われる恋愛をして欲しいなぁと思うのでした。