今日は久々に学校に足を運ぶ機会があり、その帰り道、地元の洋食屋さんでランチ。
ご近所だけに店名を明かせませんが、長年、各国の大使館で料理人を務めてきたオーナーが腕を振るっている洋食屋さん。
中でもこちらのオムライスが看板メニューなのです。
初めて食べた時は、''ほっぺたが落ちそうになる''という表現は、まさにこのオムライスのためにあるのね!と、娘と顔を見合わせました。
一流ホテルで食べる洋食に、決して負けない

この洋食屋さんを知ってからは、1ヶ月に2度は足を運んでいます。
帰宅後、秋冬に履いたブーツや靴、バッグなどの皮革製品を丁寧にメンテナンス。
衣替えの時期ですからね。
写真の左ふたつは、母から頂いた(受け継いだ)カルティエのマストライン。
一番右は、私が結婚前から使っていたドイツ製のポシェット。

カルティエの2つは、だいぶ前に廃盤になっていて、今や新品で入手することが出来ません。
母が20年以上前に購入したと言っていましたが、いやいや、30年近くは前じゃないかと思うくらい、古いお品です。
まぁ、母はクローゼットの中でずっと眠らせっぱなしだったというのもありますが、良い物はこれだけ年数が経っても、これだけ良い品質を保ち続けるものなのだと教えてくれる、お手本のような製品。
私はコンスタントに使っていますが、お写真の通り、お手入れ前の状態でも、新品と違わぬ艶と形状を保ってくれています。
だから、お手入れしなくても大丈夫かと言うとそうではなく、年に2回の定期的なメンテナンス(&使用都度の乾拭き)が功を奏していることに違いなく、その結果のこの状態だと思うのです。
この状態を出来る限り保ち続け、20年後には娘に受け継ぐことが今の目下の楽しみ!
だから、メンテナンスにも熱が入ります。
(娘も7歳にしては渋好みで、今から「私もこのショルダーを使いたい!」と言われていますが、、、さすがにカルティエはまだ早く、単なる小生意気な娘になりますよね)
一方の丸型ポシェットは、この春から娘にバトンタッチすることにしました。
私が丁寧に磨いてあげるのも、これで最後。
今秋には、8歳になった娘が磨くことになるでしょう。
こちらのポシェットは、福岡在住の夫の両親にはじめて挨拶に行く前、旅行で立ち寄った大分県の湯布院で購入した思い出の品。
13年以上使い続けてきたものなので、良い具合に年季が入り、革の色も味わいを増しています。
少し大袈裟な表現かも知れませんが、家族の歴史を知る品を我が子へと繋げていけるのは、名門とは程遠い庶民家庭ながら、なんだか胸が詰まる想いになりますね

ささやかな儀式ではありますが、こうした日常の積み重ねが、母と子の絆をより強く結びつけてくれますように。