プーチンが核のボタンを押す可能性を考えると、眠れない日々が続きます。

 

ウクライナへの軍事侵攻を絶対に赦してはならないと考える一方、もしその軍事侵攻がプーチンの描いたシナリオ通りに進まなかったとしたら、落とし所と独裁者の退路が見えず、自暴自棄になったプーチンが核のボタンを押す可能性が見えるからです。

 

 

ウクライナは武器を置かない。

アメリカが欧州が、ウクライナの軍事的・経済的支援に舵を切っている。

短期で終わる気がしない。
 

 

 

 

 

自分の今の考えを思いつくまま、思いついた順に。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

・これはロシアという国家による侵攻ではなく、プーチンという独裁者による侵攻だ。

なぜなら、ロシアという国は本当の意味で民主国家ではなく、大統領選出に至る選挙も操作されたものであり、プーチンは国民によって選ばれた大統領ではない。

現に、ロシア国内でも侵攻反対の声が多く噴出しており、プーチンの国内支持率は如何程のものか。

ロシアに対する経済制裁が続けば、苦しむのはプーチンではなく、ロシア国民という不条理。

戦争によって命を落とすのは、プーチンではなく、上からの命令に従わざるを得ないロシア兵士である。

プーチンを支持しないロシア国民もまた、プーチン独裁政治の犠牲になることを忘れてはならない。

 

 

・オリンピックのフィギュアスケート競技ドーピング問題に関しても、それはロシアが抱える組織の問題である。

巻き込まれた選手は犠牲者だ。

少なからずロシアという国と縁のあった私の個人的意見になるが、ロシアの国なり組織なりを信じることは出来ない。

非難はロシア国民に向けるものではなく、独裁者プーチンと、彼に従う組織や閣僚たち。

 

 

・キエフ陥落前に、ロシアのSWIFT排除決定が実現すれば、それは歴史を変える英断だろう。

それが叶うのであれば、ロシアに決定的な打撃を与えることができる。

ただし、そこには欧州各国に大きなが痛み伴い、国際的な混乱へと波及する。

ドイツは依存率4割を占めるロシアからの天然ガスパイプラインが閉じられ、ハイパーインフレが起こること必至。

日本でも小麦や原油価格の更なる高騰、円高進行など、連鎖的な経済的ダメージは免れない。

窮地に陥るウクライナに対して何もできないもどかしさを感じるくらいなら、私はその打撃を喜んで享受したい。

 

 

・SWIFTのブラックボックスはウォール街の中。

欧州ではなく、SWIFT排除の主導はアメリカ。

 

 

・ゼレンスキー大統領がコメディアン出身と聞き、またドラマ中で演じた大統領像のクリーンなイメージが功を奏して大統領に就任したと知って、一瞬でも衆愚の至りだと思ったことを反省する。

彼が亡命の道を選ばず、SNSに投稿した彼の呼びかけを聞き、ウクライナ国民の愛国心を高揚し、精神的拠り所となるカリスマ性を持っていることを感じた。

キエフから逃げずに戦っている人達は、ゼレンスキー大統領のもとで、自らの命を顧みず故郷を守るために戦っている。

彼の政治手腕的なものは分からないが、正義を象徴するカリスマ性は民意を引き寄せる、何よりも強い武器となる。

 

 

・仮に、ロシアによるウクライナ侵攻を失敗に終わらせることができた or ウクライナの抵抗や経済制裁が効き、長期戦にもつれ込んだとして、その先には何が待っている?

プーチンは素直に負けを認めたり、撤退するとは思えない。

閣僚の中に、プーチンに異を唱えられる者はいない。

プーチンが失脚しない限り、自棄を起こして、世界中に向けて核のボタンを押す可能性もあるのではないか?

 

プーチンが自らの終わりを察した時、世界が終わりへと道連れにされる。

あり得る話ではないかと、心底恐怖を覚える。。。

プーチンにはプーチンの信じる道理があり、自分の道理しか信じられない独裁者は何をしでかすか分からない。

(そう考えると、ロシアのSWIFT排除も愚策でしかなくなる)

 

独裁者にも人権はあるが、アメリカが秘密裏にプーチン暗殺の道を探っているだろうか。

もしくはロシアの真の民主主義による政敵の出現、そしてクーデターによるプーチンの失脚が落とし所か。

プーチンの一番恐れる敵は、彼が今まで必死に押さえ続けてきた世論。


 

・核の存在は、絶対的である。

プーチンは本当に使うことを想定しているだろう。

プーチンに核のボタンを押させないために、ウクライナを誰も助けることが出来ず、傍観するしか出来ない現実がある。

 

 

・表面化しないだけで、秘密裏の工作、水面下の協議や駆け引きは必ず行われている。

現代の戦争は、もはや軍事戦争だけではない。

経済戦、情報戦等、見えない戦いが結果を左右する。

実は、アメリカの筋書き通りに進んでいるのかも知れない。

予想に反してロシア軍の進軍が思うように進んでいないのは、もちろんウクライナ軍による壮絶な抵抗によるものであるが、アメリカによるサイバー攻撃や、他国からの最新兵器の供与などが大きいように思える。

 

 

・仮にウクライナ侵攻が成功すれば、ロシアの脅威が西側諸国にも続いていく可能性がある。

現にNATO加盟を目指すなら、ウクライナの次の標的はフィンランドやスウェーデンと公言している。

プーチンを失脚させられない限り、第三次世界大戦が現実味を帯びている。

 

 

・この事態を静観している中国の脅威。

日本は中国、ロシア、北朝鮮という赤色の国に囲まれている。

ウクライナの現状が、日本の未来に重なる。

日本は現状の国防戦略を見直すべき。

 

 

・経済制裁によりロシアが窮地に陥れば、中国との関係を強化せざるを得なくなるだろう。

しかし、中国のロシアに対する影響力を強めることもまたロシアにとってのリスクであり、容易な判断はできない。

中国も静観する中で、ロシアに協力することを得策だとは思わないのではないか。

もちろん、アメリカは中国の国際社会への影響力が強まることを懸念している。

このような事態が起きてしまった以上、この機に乗じたしたたかな戦略により、ロシアの国力を弱体化させ、同時に中国に釘を打つことをアメリカは狙っていると考える。

 

 

・有事の金。