※ 旅行記の長文につき、ご注意ください。
先月半ばに、新潟県の魚沼地方に住む母方の祖母のもとへと行ってきました
祖母は91歳になり、私が九州で暮らしていた間に祖父が他界。
豪雪地帯の真冬に、当時1歳だった娘を連れてお葬式に参列するのを諦めていたため、そのことがずっと胸の中に引っかかっていたのですが、図らずも首都圏に戻ってくることができたので、今回祖父のお墓参りへ。
ラッキーなことに、夫が社員旅行で祖母宅に近いホテルに宿泊することになるという偶然が重なり、宿泊以外は夫と一緒に行動できました
祖母は私が行くと聞いてかなり喜んでくれましたが、それだけに何から何まで至れり尽くせり頑張ってくれてしまうので、逆に忍びなく、、、
私と娘も祖母の家にほど近い民宿に宿泊することに。
私たちが宿泊したのは、「 清津峡ホテル せとぐち 」さん。
リゾートホテルも多い地域ですが、祖母宅と同じような雰囲気を味わいたくて、伝統建築の民宿を選びました。
トイレもお風呂も洗面所も部屋付きではないため多少の不便さはありますが、まさに祖母宅に滞在しているのと同じアットホームな雰囲気
山深い不便な場所になので、周囲には田んぼと自然しかありません。
言葉通り、まさに「 野山を駆け回る 」娘
とっても良いお天気に恵まれました。
夕食は囲炉裏料理。
祖母宅でいつも食べていた田舎料理が沢山
山菜の煮付けや酢の物、身欠きニシンetc...
初めて口にする娘も、美味しそうにバクバク食べてました
メインはイノシシやシカ、鶏肉などのジビエ料理
囲炉裏に置かれた陶板の上で、じっくりと焼いていきます。
ヤマメの塩焼き。
肉はほとんど食べないけど、お魚は大好きの娘。
小骨を心配する母をよそに、丸かぶりしてほとんど食べてしまいました
そしてなんといっても、魚沼産コシヒカリ
兼業農家でもある祖母宅からお米が定期的に送られてくるので、自宅でも毎日魚沼産コシヒカリを食べていますが、地の水で炊かれたお米はこれまた格別
結構な量が入っていましたが、二人でペロリと平らげてしまいました
そして夜は天然温泉につかり、浴衣姿で蛍鑑賞
暗かったし、何より娘と一緒に見る蛍の時間を大切にしたくてお写真は一切撮りませんでしたが、、、
夕闇を舞う蛍を指さし追いかける無邪気な娘を見て、自分の幼少時代の記憶も鮮やかに蘇えりました。
楽しい思い出はいくつになっても色あせず、心の引き出しにとどまっていくものですね
ぐっすり眠って、翌日の朝食。
大きなかまどで炊かれた魚沼産コシヒカリ
大きなしゃもじで、自分でお茶碗に盛りつけ!
娘は囲炉裏で焼くお餅がプクプク膨らんでいくのが楽しく、お写真で激写しまくってました
↓この写真は娘が撮影した一枚。
ド田舎なので虫も沢山出るし、いかんせん古い民宿なので子供連れでも快適とは言い難いのですが、田舎の雰囲気をどっぷり味わいたい人にはとっては最高の宿
お昼前に迎えにきてくれた夫が「 社員旅行で泊まったフツーのホテルより、こっちの方に泊まりたかった 」とボヤいていました
家族3人で祖母宅に行く前に、地元の老舗蕎麦屋「 小嶋屋総本店 」さんにてランチ。
手土産のケーキを買ったついでに、昔ながらのマロン・シャンテリー
祖母宅では元気なおばあちゃんの笑顔が見れたし、祖父とご先祖様のお墓参りもちゃんと出来て、胸のつかえが一つ取れました
植えられたばかりの稲の匂い、瑞々しい新緑の匂い、踏み歩く土の匂い・・・
匂いで思い出す懐かしい記憶が沢山あるのです。
娘の記憶にも止まる、幼き日の匂いでありますように。
祖父が掘った大きな池。
木陰でバーベキューをしたり、花火をしたり、池でボート遊びをしたり、夏の楽しい思い出が沢山詰まったお庭です。
この時はまだ畑の野菜がまだ収穫できる段階ではなかったので、近いうちにまた娘と一緒に行けたらいいな
祖母がこの先も長く、元気でいてくれますように!