※ 長文記事につき、ご注意ください。
週末は、雲仙へと家族旅行に行ってきました

来週末は夫のお誕生日なのですが、学会出張が重なってしまったので、1週間早めのお祝い旅行です

と言っても夫には宿泊を伴う国内旅行にあまり関心はなく( 普段は日帰りで十分)、持っていたホテル宿泊券の利用期限が近かったという理由が一番なので、「お祝い」というのは後付けですが

ちなみに夫も私も大型旅館やホテルは好きではなく、独立系のこじんまりした場所が好きなので、宿泊先選びに際してはSmall Luxury Hotels への加盟を参考にしました。
( 昨年10月に宿泊した バンコクのMADUZI Hotel がSLHに加盟しており、私たちが求める基準をクリアしたホテルの居心地は非常に良く快適でした

九州内で宿泊券の使えるSLH加盟ホテルを探してみたところ、2014年に旅行界のアカデミー賞と言われるワールド・ラグジュアリーホテル・アワードも受賞している【 雲仙観光ホテル 】さんが該当していたので、今回利用させていただきました
日本初の国定公園に指定された長崎県雲仙に、外国人避暑向けリゾートとして1935年に誕生したクラシックホテル
並木道のアプローチの先に佇む、ノスタルジックな山小屋風ホテルです
外国人向けリゾートホテルなので、ドアノブは外国人の背の高さに合わせた高い位置。
たまちゃんが勝手にドアの外に出られない高さでした
案内されたのは、デラックス・ダブルルーム。
大きな窓やウィリアム・モリスの壁紙がエレガントで、静謐なインテリアです。
山の斜面に面しているためウグイスの鳴き声が聞こえて来て、室内にいても自然を感じられるお部屋
宿泊券を利用したので基本的にお部屋を選ぶことは出来ないのですが、こちらのホテルはツインルームが殆どなので、ダブルルームでホッとしました。
( たまちゃんは寝相が悪いので、夫と私で挟んで寝ないと転落の危険性があるのです )
ホテル特製のウェルカム・スウィーツ
バスルームは少々狭かったものの、機能的には十分。
個人的に朝風呂で猫足のバスタブに入り非日常に浸れるのは、嬉しいポイント
バスローブやガウンに加え、たまちゃん用の浴衣まで用意頂いていました
ポーチに入ったアメニティにたまちゃんが興味津々
その後、出したり入れたり我が子のおもちゃになってました(笑)
長崎県なのに、なぜかくまモンのポーチに入っていたたまちゃん用アメニティ
一般的には大人向けホテルとして認知されていますが、小さな子連れでも十分安心して宿泊できる設備やサービスが整っています。
" 滞在する "のではなく、" 暮らす "ことをコンセプトにしたホテルなので、今回の旅の目的はただただゆっくり過ごすこと。
ホテルには1時半頃チェックインし、夫は部屋に入ってすぐベッドの上になだれ込み、そのままグースカ
毎日仕事を頑張ってくれてるし、長距離ドライブで疲れたもんね。。
たまちゃんも、部屋の中をぐるぐる歩き回ったり鏡台によじ登ったり、思い思いに過ごしてました
夫がホテル滞在中ほぼ寝ていたのに対し、階段大好きなたまちゃんは、立派な中央階段の昇り降りを延々と繰り返して元気いっぱい
ライブラリーには絵本もありましたが、1歳児にはまだ少し早い内容ばかりでした
雲仙の硫黄泉の引かれたアールデコ調の温泉は、源泉温度が高温だったため、たまちゃんの入浴は控えました。
なので私一人で夜と翌朝、ゆっくり温泉に浸かることができてリフレッシュ
この日は披露宴が入っていたこともあり純粋な宿泊客は少なく、大浴場はほぼ貸切状態でした
雲仙は標高が高いので、桜も楽しむことが出来たのは嬉しい誤算
ちなみに、雲仙観光ホテルはレベルの高い高級フレンチでも有名で、このフレンチディナー目当てに宿泊する人も少なくありません。
ですが、この日は披露宴が入っていたためにディナーの提供不可でした。
たまちゃんが大人しく高級ディナーに付き合ってくれるとは到底思えず、大変な思いをしながら万単位のディナーを食べることもないし、そもそも夫はマナーに厳しい高級フレンチを「いけすかねぇ!」というタイプなので(←)そのことに全く問題はなく、夕食は他のホテルのダイニングを予約
16時過ぎに夕食の予約をしたホテルに行く道すがら、雲仙の温泉街散策
たまちゃんに雲仙温泉名物の湯せんぺいを買ったところ、素朴な味わいが気に入った様で、ほとんど一人で食べきりました
ひなびた温泉街なので特筆すべき観光スポットはなく、見どころと言えば温泉の蒸気がもくもくと吹き出る雲仙地獄くらい。
2年前まで住んでいた別府を思い出します
小一時間で散策は終了し、夕食の予約をしていた九州ホテルへ。
ホテルロビーに敷かれていた絨毯の蝶々やお花の絵柄を指しては、「ちょうちょー、はなー!」と楽しそうなたまちゃん
この九州ホテルも外国人向けに建てらてたクラシックホテルで、ディナーを利用した「 百年ダイニング 」は創業当時のダイニングを再現した歴史あるレストランです
と言っても、浴衣姿でワインを楽しめるラフな和洋折衷ダイニングで、1歳児連れでも気後れしない雰囲気です
広い窓からは雲仙地獄を眺めることもでき、夜はライトアップされた風景も楽しめました。
コース料理の前菜盛り合わせ。
お刺身盛り合わせ。
ゴボウのポタージュスープ。
魚料理は、長崎産真鯛のグリルをチョイス。
これに香の物、ご飯、赤だし、デザート、コーヒー or 紅茶が付いて、お値段は雲仙観光ホテルのフレンチディナーの約3分の1
味はいたってフツーで、可もなく不可もなく。。。
予想通りたまちゃんが大人しくはしていられなかったので、高級フレンチに挑戦しなくても十分でした
ホテルに戻り、たまちゃんは猫足のバスタブでリフレッシュ
我が子がコテっと寝てくれたので、行きがけに買っていたケーキで、夫と二人で一週間早いお誕生日祝いをしました
翌朝、しゃっきりお目覚めのたまちゃん。
初めての浴衣姿に母は胸キュン
朝食はホテルのダイニングにて
モリモリのお野菜に、かぼちゃのポタージュ・スープ
夫はフレンチトースト
よくあるホテルの朝食バイキングも好きだけど、そんなに量を食べるわけでもないので、一皿一皿手の込んだ朝食を落ち着いて食べられるのは嬉しいな~。
ゆっくりと朝食をいただいた後、夫は二度寝(笑)、私は温泉&たまちゃんの階段昇降運動とチェックアウト時刻ギリギリまでホテル滞在を満喫し、優雅な1泊はあっという間でした
ホテル滞在がメインだったので観光は一切考えていなかったのですが、せっかくだからと雲仙普賢岳を臨む有料ハイウェイをドライブ
気温が16度前後で肌寒かったのでさっさと下ってしまいましたが、ドライブ中の風景が別府や湯布院の風景に良く似ていて( 島原湾≠別府湾、雲仙普賢岳≠鶴見岳、由布岳 )、はじめて訪れる場所なのにどこか懐かしい気分になりました。
そんなこんなで今回の旅行ではホテルが滞在メインで、一泊とはいえ何もしない贅沢を堪能出来ました
イクメンとは対極的な夫だけれども(←)、いつも母娘二人旅ばかりだから、夫に我が子を少し見て貰えるだけでも体力的な負担が全然違う~。
自腹を切って泊まるには敷居の高いホテルだし大人向けのホテルなので、いろんな意味で余裕ができたら、今度は連泊で宿泊したいな