日付がかなり遡りますが、まだコートを手放せない時分、福岡県久山にある「 高鶴窯 」という窯元にお伺いしてきました

窯元と言っても案内板ものぼりも何も無く、外観は至って普通の邸宅。
かなり立派なお屋敷です。
思い立ってふらりと訪問させて頂いたにも関わらず、窯元の現当主である高鶴大さん直々に、ギャラリー内をご案内頂くことが出来ました。
こちらは親子3代に渡って受け継がれている上野焼きの窯元なのですが、2代目高鶴元さんが40年以上前にハーバード大学に招かれたのを機に一家で渡米。
そんなインターナショナルな親子が作り出す作品は、古典的な技法と斬新な色使いの融合が素晴らしく、日本では他に類を見ない鮮やかな色彩の作品です。
( 色合いの美しさが全く伝わらない暗いお写真で、スミマセン・・・ )
こちらは元さんが、午年に生まれたお孫さん( 将来の4代目? )のために作られたという馬のオブジェ。
たまちゃんも午年だと話をしたら、大さんも午年だということを切欠に話が弾み、初対面ながらプライベートなことまで盛り上がりました
大さんと一緒にお嬢さんもいらっしゃったのですが、快活で人懐っこいお嬢さんで、たまちゃんのことを一生懸命可愛がってくれて、おばちゃん大感激
たまちゃんもあんな風に育ってくれたらと思う、お手本のようなお嬢様でした
しかも、夫と大さんの趣味が共通だということも発覚し( ←真空管アンプというかなりニッチな趣味 )、美味しいコーヒーまで淹れて頂き、結局なんだかんだと3時間以上も滞在
もとい、こちらの窯元を訪れた目的はこのデミタスカップ
先週お誕生日を迎えた夫へのプレゼント
上から見るとお花型になっていて、ダークグリーンとダークパープルの礎地に金彩が施されていて、和洋折衷なデザイン。
元さんが過去に製作されたこちらの作品を私が美術商にて一目見て気に入り、夫とともに窯元を訪ねるに至ったのですが、現物を見た夫も惚れ込み、追加で大さんに赤色を製作して頂くことになりました
( 在庫は残念ながらこの2脚しかなく、元さんは現在もボストン住まいのため )
赤色の受け取りは、GW明け頃の予定です。
通りすがりに初めて知ったのですが、高鶴窯の近くにはお出汁で有名な" 茅の舎 "本店があり、こちらの直営レストランではコース料理を頂くことが出来るそうです。
日本全国各地に出店しているショップ人気は言わずもがな、こちらのレストランも僻地ながらものすごい人気で、週末は数日前からの予約必須とのこと。
次回、赤色のデミタスカップを受け取りに行く際にリベンジするぞ