子育ての講座でなぜ、泣くことの意味が
出てきたかと言うと、
親の中には、子どもが泣くことが我慢ならない
タイプがいるということです。
私たち夫婦も、ある意味そうだったかもしれないです。
子どもが泣くと、自分が小さい頃、泣きたくても泣けなかった
トラウマがよみがえり、イライラ、腹立たしくなったりする
わけです。
確かに、わたしたち、泣くことは弱虫、わがままと育てられました。
特に、わたしは3人兄妹の真中だったため
我慢することを、かなり覚えて育ちました。
人前で泣くことは、ほとんどなかったかもしれません。
泣けるようになったのは、大人になってからです。
特に、子どもを育てる中で、どれだけ、
悲しい涙、不安の涙、悔しい涙、流してきたかわかりません。
弱い自分、どうしようもない自分、変えようもない事実に
あがき、落ち込み、泣いてきましたね~
だからこそ、前向きにこうして、ポジティブに
歩けるようになってきたんだな~と思います。
子どもに泣くことを我慢させては、かえって
弊害が出てくる可能性があります。
泣く時、子どもの中で何が起
こっているのでしょう。
例えば、
~見たいテレビを見れない時~
欲求=友達も見ている番組を見たい
感情=見られなかったら悲しい
泣く=見たいよと伝える&見られない悲しみを解放する
という作業が行われているのです。
泣く=悲しい のではなく
悲しい感情はすでにあり、伝達、解放の手段として泣くんです。
伝達という
のですから相手に伝えたいわけです。
受け止めてもらう意味は大きいですよね。
受け止めてもらった心地よさを経験し、
それによって治癒力が働く(悲しみ、悔しさが消
える)だけでなく、
親とのをより深めているのだそう
です。
泣くことで心から納得して未練を断ち切る、という経験の繰り返しが、
自分で答えを見つけられるという“自立心”につながるようで
す。
泣きたい気持ちを受け止めてもらえなかった子どもは、
自己主張が強くなる、と言うより、無理難題を持ち
出してくるようになったりします。
子どもは泣くことで大切な欲求を親に伝えるんですね。
泣くことを受け入れてもらった子ども、
欲求を聞いてもらった子どもの内面では、
自信や安心感や自己肯定感と
いった
しあわせな成長の根っこが育っていくのだ
そうです。