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【感想】プロフェッショナル「庵野秀明スペシャル」を見て【完全版】




前回ざっくりした感想を書いたんですが、まだまだ触れてないところがたくさんあるので今回はもう少し細かく見ていこうかなと思います。

ちなみに前回の記事はこちら↓
 【感想】プロフェッショナル「庵野秀明スペシャル」を見て

まず冒頭、庵野監督がスマホで撮影しながら駅を猛ダッシュするシーンがあるのですがこれは映画の最後に出てきた宇部新川駅ですよね。映画にはダッシュするシーンは無かったと思うんですが、おそらくこれもアングルの試行錯誤のうちなんでしょうね。

それから取材スタッフに「なぜ宇部なんですか?」と聞かれても「秘密」って言ってたのが気になりました。生まれは山口県宇部市らしいんですが、それ以上の理由があるのか・・謎ですね。


次は熱海合宿のシーン。
監督がいなくなってからのスタッフさんの会話が面白かった(笑)


「オッケーともダメとも言われない。エヴァンゲリオンあるある」

「デザイン案見せたら『これじゃないってことが分かった』って言われるだけで、右に振ったらいいか左に振ったらいいかすら分からない」

「脚本読んで完全に振り落とされた。あー置いてかないでーって」

とかスタッフさんの戸惑いが分かりました。でも楽しそう(笑)



それから前回書いたモーションキャプチャー。そして鶴巻さんが編集室でプリヴィズを作るシーン。

ここでボツになったと思われる「加地のとこのシンジはハンサムやし縁組みさせよう。こっちのシンジは頼りないし」という謎のシーンが。シンジが二人いる設定!?一体どんな設定だったんだ(笑)

そして鶴巻さんが作ったプリヴィズを庵野さんが一からやり直していく。いよいよ本領発揮です。

シンジの放浪シーンをトンネルだけで構成するというアイデア。普通にやったら面白くない。思いきりがないと面白くないというところから生まれた発想だったけど、本編ではたぶんまた変わってますよね。一体何回のやり直しがあったのか・・。


後半はエヴァっぽく鬱展開に。テレビシリーズの最後に批判が集まった。エヴァから逃げたいけど逃げられない。自分の手で終わらせるしかない。映画にあったシンジの「落とし前をつける」このセリフがピッタリと自分の中で当てはまりました。




あとはアフレコのシーンが1番感動したかもしれないですね。

監督がどんな人かと聞かれて、
緒方さんは「謎の人」三石さんは「使徒ちゃん」宮村さんは「少女少年」
みなさん端的に表現していてすごい(笑)


グッと来たのは・・
 緒方さんが監督に「最後ここから違う物語が始まらないんですか?」と質問してて、おそらく最後の駅のシーンだと思うんですけど、監督は「物語は始まらない。僕のエヴァはこれで終わり」緒方さんが1番寂しそうでしたよ・・(;つД`)

シンジのセリフ「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」庵野監督が緒方さんに託したエヴァンゲリオンからの卒業の意味を込めたセリフ。緒方さんが気持ちを整理して放った言葉に監督は「いいんじゃないですか。これで」の一言。なんかジーンと来ました( ;∀;) 





個人的に番組を通して印象に残った言葉があります。それは・・

「自分が考えてる以上のものは出てこない」
「自分が考えたことなんてそんなに面白いものじゃない」
「自分の外にあるもので表現をしたい」
と自分の内面を疑ってかかる言葉と

「自分の中に無いと嘘になってしまう」
「自分の中にあるものが作品に入っているので本物になる」
という自分の内面を信じる言葉です。

一見相反するモノに見えますけど、前者は、面白いものを作るためにはギリギリまで妥協しない。自分の中のもので作ってしまうとそれ以上のものは出てこないので外に可能性を見いだす。それが出来るなら手段をいとわない。時間も使うしスタッフも使う。

それを感じたのが、編集室でNHKのスタッフに言った「変じゃない?何かアイデアあったら言ってください」という監督の言葉。これは冗談じゃなくて本気だったのではと思いました。どんな可能性でも捨てない監督の執念を感じました。

そして後者は自分の中にあるものは真実。それがシンジでありゲンドウでありラストシーンの宇部駅なのではと。鈴木敏夫さんが言っていました。「庵野監督は正直な人。だからその苦しさが共感される」と。

自分の中と外。その両方を面白い作品を作るために出し惜しみせず総動員する。しかも絶妙なバランスで。こうやってエヴァンゲリオンは成り立っているんだなぁと思いました。


ちょっと自分でも何が言いたいのか分からなくなってきましたが、自分なりの感想でした。




最後にこの番組で1番共感したところは・・














サッポロポテトバーベキュー味!


庵野監督が編集部屋でサッポロポテトむさぼってたんですよねー。自分も大好きやから「わかる!わかる!」ってなりました(笑)


エヴァンゲリオンの作品としてはこれで終わりなのかもしれないですけど、自分の中では「今またエヴァが始まった!」っていうぐらいエヴァ欲が爆発してます!  
何せ8年間時計の針が止まってたので(笑)
そもそも新劇場版が始まったことでこんなにも長い間ドキドキワクワクできたので、製作陣の皆様には本当に感謝です。

シン・エヴァンゲリオン劇場版が公開されたことで、これから色々な方面で展開していくと思うのでまだまだエヴァには期待したいですね!


ではーヾ( ´ー`)