おかあさん なあに
    おかあさんて いいにおい
    お料理していた においでしょ
    たまごやきの においでしょう
$木漏れ日の下で
    

 どうか幸せな夢があふれますように/祈りをこめて 太陽は/地球の そばに/月を つかわしました〉。地球の夜を見守るために、月はやさしい光を与えられたのだという。100歳の詩人の軽やかな想像である
▼わが子である地球の寝顔を、夜ごとに月に聞く。まどさんの描く太陽は父親よりも母親のイメージだ。父が「背中」で語るなら、母は「まなざし」で包む。きょうは母の日。感謝とは、まなざしを送り返すことに他ならない
▼天に星あれば、地には花と言うべきか。きのう、花屋の軒先は道までカーネーションがあふれていた。寒さで生育が遅れたが、連休の好天で取り戻したそうだ。母なる太陽から地球のお母さんたちへの、心づくしかもしれない
▼〈母さんと呼ばれ続けて母になる〉。教育・心理カウンセラー富田富士也さんが、胸にしみる川柳を月刊誌に寄せていた。何万遍となく呼ばせてもらったその人に、さて、きょうはどんな感謝を届けようか。 {天声人語より}      
   あなたがいたから、しあわせ、、ありがとう {感謝}