オペラ『ラクメ(Lakme)』を観に行きますが、内容もわからない。
タワレコのオペラ本にも掲載しないくらい上演回数の少ないオペラです。

ネットで調べた情報を抜粋しました。

 *  *  *

作曲:レオ・ドリーブ
原作:ピエール・ロティの小説『ララウー:ロティの結婚』
台本:E・ゴンディネ、P・ジル(フランス語)
初演:1883年パリ・オペラコミック座
上演時間:約2時間30分
時と場所:19世紀大英帝国統治下のインド

登場人物:
ラクメ:ニラカンタの娘(S) ニラカンタ:バラモン教の僧(B)
ジェラルド:イギリス人陸軍士官(T)
マリカ:ラクメの侍女(MS)  フレデリック:イギリス人陸軍士官(Br)
エレン:・・・(S)     ローズ・・・(S)
ベントソン先生・・・(S)  ハジ:ニラカンタの召使い(T)

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【第一幕】
バラモン教の寺院の庭園
インド人たちが朝の祈りを行っている。バラモン教の高僧ニラカンタは、インドを占領しているイギリス人達の振る舞いに怒り、彼らの神ブラーマンに自分達の解放を祈る。ニカランタの愛娘、美しい巫女のラクメの登場とともに、皆は寺院に入っていく。ニラカンタは、イギリス人を追い払う神聖なる祈りを行えるのはラクメしかいないと告げ、自分は町へと赴く。
ラクメは侍女マリカとともに小船に乗って歌いながら川へ漕ぎ出でる。 誰もいなくなった庭の美しさに目を奪われた若きイギリス人士官ジェラルドとフレデリックが、インド総督令嬢のエレンとその友だちローズそして彼女達の家庭教師ミス・ベンソンとともに現れる。そして神秘的な巫女ラクメの話をし始める。やがてヨーロッパとインドの女性の愛と魅惑について議論を始めるが、フレデリックが、聖域である場所に長居するのは良くないと言い出し立ち去ろうと皆を促す。その時、女性たちが庭のテーブルにラクメが置いていった宝石を見つけ、エレンはその美しさに物欲しそうな様子をみせる。婚約者のジェラルドはその宝石と同じものを作って自分達の結婚式に贈ると言い、皆を去らせその場に一人残り宝石のスケッチを始める。見知らぬ異教徒の娘ラクメを想って『高貴な儚い幻影よ』を歌う。
そこにラクメたちが戻ってくるのでジェラルドは身を隠す。ラクメは不思議な胸の高まりを感じ歌いだすが、人影を見つけ恐怖を感じて侍女を呼ぶ、しかし、直ぐ落ち着きを取り戻し、侍女を下がらせる。二人きりになると「この聖域に異教徒が居てはいけない、立ち去りなさい」と言う。ジェラルドはラクメの毅然とした姿と純粋な眼差しに魅了され、情熱的にラクメを讃えて歌いだす。ラクメも次第に強い胸の高まりを感じ、二人は恋を讃え歌う。人の気配がするのでラクメはジェラルドを逃がすが、そこにニラカンタが現れ、垣根が壊されていることに気づき、この聖域を侵したものには死を与えると復讐を誓う。

【第ニ幕】
町の広場
物売りや客達で賑わい喧騒を極める祭りの日、町の市場は12時の鐘が鳴ると急に閉まり、巫女たちの踊りが始まる。踊りが終わりニラカンタが歌うたいに扮したラクメを伴って現れ、聖域への侵入者をおびき出そうと、『インドの若い娘はどこに行く(鐘の歌)』を歌わせる。その時ジェラルドが現れ、二人の様子に、ニラカンタは侵入者はジェラルドであることに気付く。その時、イギリスの兵が行進してきて、ジェラルドの姿は群集に飲み込まれるようにして消える。ニラカンタは仲間を呼び、ラクメを召使のハジに預けるとジェラルドを追って消える。
そこに再び姿を現したジェラルド。ラクメは彼の身の危険を告げ、自分の神の下に来れば、逃れることが出来るので、森の隠れ家で暮らす様に言う。そして、自分は毎夜、忍んでその家を訪れる約束をする。そこにバラモン僧達が戻り、人々もドゥルガ像の行列とともに集まって広場は再び雑踏と化す。その雑踏の中、ジェラルドは短剣で刺され倒れる。ラクメはハジに彼を助け出すように命じる。

【第三幕】
森の中の隠れ家
ラクメは傷を負ったジェラルドを、秘密の森の隠れ家に匿っている。眠りから目覚めたジェラルドは、ラクメの献身的な看護と秘薬によって命を取り留めた事を知る。ラクメは、愛を結ぶ泉の聖水を一緒に飲んでバラモンの神に帰依し、一生ここにいてくれるようにと言い、ジェラルドもこの地でふたり共に暮らす事を決意する。ラクメが聖水を汲みに出て行くと、突然フレデリックが現れ、エレンをどうするつもりか?イギリス軍人としての義務を思い出せ!と迫り、インドとの戦いが始まることを告げ立ち去る。戻ってきたラクメは、ジェラルドの様子から彼の心がもはや自分にないことを察知する。外ではイギリス軍の兵士の合唱が聞こえ、彼の様子から母国を想っている事を悟り、ラクメは毒の花ダチュラを噛む。そして聖水の入った杯に唇をあて、その杯の聖水をジェラルドに飲ませる。そこにニラカンタが現れジェラルドを殺そうとするが、毒が回り始めたラクメは瀕死の状態で、二人は既に杯を交わし、この人も聖なる人になったと言い、罪を償うために私が犠牲になりますといって事切れる。 死んだ娘を抱きしめ嘆き悲しむジェラルドに「娘は永遠の命を得たのだ!」と叫ぶ。

    = =ムージークレーベンより転用= =ラクメはバレエの場面が多く、綺麗なアリアがふんだんだそうです。それもそのはず・・・レオ・ドレープはバレエ「コッペリア」の作曲だそうです。(このバレエは有名らしい)ラクメのアリアは、ソプラノなどが歌ってはいるものの・・・記憶がどんなアリアだったか・・・覚えていないそこで・・・『ラクメ』の直前勉強お薦めCDといっても、選べるほど発売されてない(´;ω;`)上演があるので2種置いてあり、枚数も多くありました。おぺきちセレクトは悩みに悩んで     ナタリー・デッセー ドリーブ:ラクメ(全曲)
確かデッセーの『ラクメ』は話題になったように思いますCDを聞いてみました・・・『ラクメ』はこれでもか!という程、1幕から3幕の最終幕まで、本当に綺麗な旋律で構成されていています。オール沢山の花々が咲き乱れ、小鳥や蝶などが飛び、小川が流れ・・・まるでヒーリング音楽を聞いているようなイメージのオペラなのです。軽い声じゃないと美しい旋律のイメージとは合わないと思うし・・・タイトルコールのラクメを演じることが出来る歌手は、難しいし勇気がいる。だって、あまりに旋律が綺麗だから・・・声に表情とか感情がないと、旋律に負けて印象に残らない誰でも耳にしたことがあるアリア、それもデッセーのラクメがYouTubeで聞く事ができます。これは第1幕なのですが、わかると思いますがセセラギ的。何かのCMでも流れていたと・・・あまりに綺麗過ぎて記憶に残らないくて、おぺきち好みのオペラではない。当日気温が低かったら、会場に入って温まったりして、印象に残らない声だったりしたら・・・   しまうかも・・・デッセーは声に表現力があるから、これだけの存在感をCDでも聞かせてくれることができるのだと思う。実際にオペラを見てから評価しないといけないと思いますが、前回ランカートレの「ルチア」は顔は美しかったのですが歌の方が不完全燃焼で終わった。それに、視覚的にも楽しめますし・・・日本では80年ぶりの上演で今後見れるかわからないので・・・キャストがよくなくても行って見ることにしました。しかし、ランカートレは???・・・と思います。いつも、いつもおぺきち日記をありがとうございます。にほんブログ村 クラシックブログへ