銀座のYOMIKO HOLLで「マリア・カラス『永遠のディーヴァ』プレミアム試写会」をみました

「試写会」「永遠のディーヴァ」と得意の斜め読み・・・
以前上映された「永遠のマリアカラス」の再上演だと思い

今年カラス没後30年!
記念のCD「永遠のディーヴァ」がDVD付で再リリースされ発売記念
カラスの秘蔵映像試写会でした。
マリア・カラス「永遠のディーヴァ」(没後30年ベスト)(DVD付)
 このCD持っていない人は即買いです!損はしないCDです!

カラス、カラスと書いていましたが・・・
   カラスは鳥の名前ではありません!!!
      人の名前で、世紀の大オペラ歌手の名前です。

マリア・カラス(Maria Callas)
1923年12月4日にNewYorkで生まれのギリシャ人。技術だけではなく役の内面とか表現力が際立ち観客を魅了しただけではなく、数ヶ月で30キロの減量と、海運王オナシスとの恋愛と悲恋、そして1977年9月16日にパリのアパルトマンで53歳の波乱に満ちた生涯終えました。
恋愛だけでもドラマティックな人生です。

完璧主義者で、歌や役作りだけではなく、舞台衣装やアクセサリーも細部までこだわり、プライベートでもシャネルなどを愛用し当時のファッション・リーダー的な存在。
インタビュー映像が流れても時代を感じさせない洗練され上品で華麗
存在感とオーラを感じます。
あの目の周りが真っ黒に縁取り、真っ赤な口紅の強烈な容姿ではありません。
クライバー以外でオペラのCDといえば必ず手に取ってしまうのがマリア・カラスです。イベントは司会に八塩景子さんを向かえ、ゲストに華道家の假屋崎省吾さん、ソプラノの鈴木慶江さん
 kariyazaki
 Norie *イベントHPより*イベントはカラスの愛したアリアを披露カラスの生涯について、エピソードや2人のカラス、オペラ歌手としてのカラスなどジョークを交えながら進行しました。カラスのCDを聴かないという、カラス絶ちをした時期があったと伺いました。声が出来上がっていない時期の歌手にとってカラスは存在感と影響力があると。・・・わかる!私達聴く側もカラスを求めてしまう傾向があるし。假屋崎さんのお母様がオペラが特にカラスが好きで、小さい頃からカラスのLP聞いて育ち、お花を活ける時にオペラやカラスのCDを聴きながら活けると。サービス・トークではなく本当にオペラやカラスが好きなんだなぁと伝わってきました。今までタレントとして見ていた部分がありましたが、垣間見えるスタンスがカラスを匂わせイベントを通しファンに♪是非華道展をみたいですね。2人トークを聴きながら、共感するところが多く、表情からもカラスが大好きで話したりないというのが伝わり親近感がもてた。おぺきちはカラスの歌うセビリアやノルマが大好き。CDを聴いているだけで声に表情があるので、心情が伝わってきて涙する時もあります。今回試写でカラスのアリア数曲を観て驚きました。冒頭で「カルメン」コンサート会場で、豪華そうなドレスでステージにエレガントに登場前奏からハバネラを歌うのですが、演奏が始まると、顔の表情や立ち振る舞いまで変化し、カラスからカルメンになっているのっ!!!!!聴覚だけではなく視覚が加わると強烈にカラスの演じるカルメンが声だけではなくインパクトあり細かな所作までカルメンゾクゾクと鳥肌たって、一瞬呼吸するのも忘れた是非みていただきたい!お能では”鏡の間”でシテは面をつけ役に入るといいますが、まさに鏡の間で役に入る瞬間を見れたという感じ映像をみる程にカラスの偉大さを見せ付けられます。最後に「トスカ」の”歌にいき、恋にいき”の映像を見るとカラスの人生そのものだったと・・・でつなくなりました。いいオペラを観た時のボーッと頭の中にアリアが流れます今日はカラスの歌うトスカが流れ家路につきました。オペラをまだ見ていない人は是非このCDを聞いてほしいおぺきちの勘違いした映画「永遠のマリアカラス」(そっくりだから)を是非見てほしいと思います。日本橋三越と、箱根ガラスの森美術館で開催される「マリア・カラス ~舞台を飾ったジュエル展」カラスの特注したジュエリーを見てカラスを感じたい!以前発売されているCDは持っていますが、新しくリリースされたCDを購入家に帰り聴きながら・・・オペラが好きになり”おぺきち道”を進んでいても、技術は優れていても何か足りない・・・そんなオペラも多いカラスについては賛否両論あれどカラスの偉大さを痛感します。だから30年の時を経ても色あせない世界中で愛されてるディーヴァなのでしょう。「カラスの後にカラスなし」といわれています。そのとおりでカラス以降カラスを越える歌手は未だにでてきていません。手塚治の「火の鳥」のように永久保存して世代ごとに世に出てオペラの舞台で歌ってほしいと思った。永遠のディーヴァなのです。オペキチ日記を読んでくださってありがとうございます。