◇フランス車シトロエン2CVを最初に見たのは大学1年の冬に「梅田地下劇場」(多分そういう名称の映画館が大阪・梅田にあ  ったと思うが間違っているかもしれない)で観た映画「パリは霧にぬれて」でだった。「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」のルネ・クレマン監督の作品で、「あのオシャレな車は何?」と思った。映画はフェイ・ダナウェイ主演で霧にかすむサンマルタン運河をゆっくり進んで行く運搬船に母子が乗っているシーンから始まるサスペンス。その中でグレーのあの独特のフォルムの車が何回か登場したのだ。それ以来、時より街で見かける2CVには注目していた。後年、2CVではないがシトロエンに乗る事が出来たのはとてもうれしかった。

この絵はパリのセーヌ川にかかる橋ポン・ヌフの下に駐まっていて水たまりに映っている2CVとその奥に見えるのはノートルダム大聖堂。2000年にフランスに行った時に、オルセー美術館を訪れ、セーヌ川沿いをゆっくり歩いてからこの近くでスケッチし、ポン・ヌフを渡った事をよく覚えている。

◇とても暑かった夏がやっと過ぎて涼しくなってきたので、集中して絵が描けると思ったが、大阪・寝屋川出身の宇良を応援している相撲やオリックスを応援している野球を観る事などに忙しくて、なかなか時間が取れなかった。野球(オリックスはなんとか3位になってCSが楽しみ)はまだやっているが相撲が終わった(宇良は10勝を挙げた!)ので、描きたいと思っていたオーストリアのザルツブルクの街を描いた。ザルツブルクについてはモーツァルトが生まれた所ぐらいしか知識がないが、一度訪れてスケッチしてみたいと思わせる街だ。