間寛平と言えば、吉本の重鎮であり、チャリティマラソンなど
爽やかで優しいイメージを持つ方が多いと思われるが
今作(1995年)ではぶっとんた刑事を演じている。
周りも若手の俳優で固めて、面白い作品だと感じた。
あらすじ
三つ目署の花村刑事(間寛平)たちはダメダメで、いつも暇を持て余し、
地元の猫卍一家と小競り合いを楽しんでいた。
そんな時本庁公安から小塚原警視(米山善吉)が三つ目署にやってきた。
国家機密漏洩事件の捜査で猫卍の妹昌代を逮捕するためという。
公安の態度に腹を立てた花村らは独自で昌代の身柄を押さえようとするが
猫卍一家も昌代を庇って花村や公安の捜査を妨害する。
ここに三つ目署、公安、猫卍の三つ巴の昌代争奪戦が始まる…
重要な点
監督は片嶋一貴。デビュー作である。監修は井筒和幸。
低予算だがぶっ飛んだストーリーが楽しめるスラップスティックコメディ。
間寛平の飄々とした演技が爆笑を生み出す機動力になっている。
たしかにタイトル通りあまり捜査はしない警官どもである。
良かった点
新人女性刑事の小松みゆきが華があって良かった。
またラスボスの大竹まことや長谷川初範も面白かった。
手作り感満載映像だがギャグが散りばめているのも興味深い、
悪かった点
せっかく小松みゆきや渡辺典子と言った美人俳優がでているので
多少サービスショットがあっても良かったのでは?
いい意味意外と楽しめる作品。再評価が待たれる。