レディ加賀(2024年『レディ加賀』製作委員会) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

私の一押しの女優でグラドルの奈月セナが出演しているということで

早速映画館へ。20代後半に石川県で仕事していたこともあり

能登半島地震の支援もしたいと思っていたので

映画の配給収益の5%が石川県への義援金に充てられることを

知ったのは嬉しかった。もちろん少しばかり義援金を入り口の募金箱に

させて頂いた。

 

 

 

あらすじ

高校卒業後加賀温泉の女将である母親の春美(檀れい)の反対を押し切って

上京しタップダンサーになった由香(小芝風花)はダンサーの夢をあきらめ、

実家に帰った。高校の同窓会で昔の恋人で市役所の松村(青木瞭)に

挑発された由香は女将研修会に参加することになったが…

 

 

 

 

重要な点

監督は雑賀俊朗。TVドラマでプロデューサーとしても活躍する才人。

全編に明るいタッチで主人公の成長を描いていく。

 

良かった点

主演の小柴風花はタップシーンの猛特訓の成果もあり

悩みながら成長し、加賀温泉の窮地を救うヒロインを好演している

ちょっと強気で小生意気な感じがとても魅力的だ。

また主人公の親友で由香をいつも助けるあゆみ役に松田もキュートだった。

フランス人の女将志望のカトリーヌ役の八木アリサ、キャバクラ嬢あがりの

麻衣役の中村静香もいい味出していた。

 

悪かった点

メインの4名(小芝・松田・八木・中村)は色々と背景や人物像がある程度

描かれていたが、私の一押しの美樹役の奈月セナはダンスシーンや由香との

絡みはしっかりあるものの、キャラクターは深堀されていないのが残念。

それはさておき映画の完成度としては中々のもので

特筆すべきラストのショーのシーンは見ごたえがあった。

個人的には懐かしい石川の風景が楽しめたのは良かった。

この作品がヒットして北陸の方々に勇気をもって復興に取り組んでもらえたら嬉しい。