アフリカ物語(1980年サンリオフィルム) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

70年代後半から80年代にかけてサンリオが

映画事業に力を入れていて『キタキツネ物語』

などのヒット作が多かった。

当時は『動物モノは当たる』と言われていて

『南極物語』は中でも大ヒットした。

『アフリカ物語』もメディアミックスでガンガンCMやっていて

当時流行ったのを覚えている。

 

 

 

あらすじ

アフリカにすむ老人(ジェームス・スチュワート)は

孫のマヤ(キャティ)と人里離れた場所で動物たちと

文明を否定するような生活をしていた。

そんな二人の住む森の近くにセスナ機が墜落し、

操縦していた男(フィリップ・セイヤー)は

記憶を失いサバンナを彷徨う。二人に助けられた

男だったが老人からは森を出ていくように言われる。

男は一度は森を出て流離うがやがて二人のもとに帰る。

マヤや動物たちと心通わせるようになる男に老人も次第に

心を開いていく。

 

 

 

重要な点

何と言って主役はアフリカの美しい自然と

動物たちである。ドラマとしては緩い話になるが

圧倒的なアフリカの自然の美しさ。

これはブルーレイで観たい。監督は羽仁進で動物の生態を撮る職人。

まさに適任者と言える。

 

良かった点

アメリカの名優ジェームス・スチュワートは流石の貫禄。

当時はバブルで日本映画にアメリカの一流俳優が出演することも多かった。

そしてマヤ役のキャティは日米のハーフで全日空のキャンギャルを

務めるなど人気絶頂であった。妖精のような魅力ある少女で第二のアグネスラム

と言われていたらしい。

 

悪かった点

ドラマ性が緩いため、アフリカの動物や自然に興味がない人には

退屈極まりないかもしれないため,観る人を選ぶ作品。

観る人を選ぶ作品。