爆発 暴走族(1975年東映) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

岩城滉一の初主演作品。

クールスの副団長だった時代に東映から70万円でスカウトされた

とのこと。デビュー作は『新幹線大爆破』で

今作が初主演作品。千葉真一がタイトル始めに出るが

実際は岩城滉一が主役。

 

 

 

 

 

あらすじ

昼間は自動車整備工で働きながら夜は一人でバイクを飛ばす岩城(岩城滉一)

岩城のテクニックと走りは暴走族からも一目置かれていた。

ある日暴走族の紅バラ会の女ボス真弓(松平純子)に誘われ、

紅バラ会のパーティに参加するが

成り行きでパーティのことを知らず参加した路子(藍とも子)を掛けてグループの

リーダー格で真弓の恋人の光田(夏夕介)と勝負をする羽目になる。

光田との勝負に勝った岩城は路子を連れて帰るが光田の恨みを買ってしまう。

岩城の走りに憧れ、岩城は『ブラックパンサー』というグループを結成するが…

 

重要な点

石井輝男監督が当時社会問題化していた暴走族をテーマに

青春映画の傑作を創り上げた。バイクアクションも凄いが

途中で本物の暴走族が出演しているシーンがド迫力。

後半の展開もスピーディで想定外の展開も良かった。

初主演の岩城滉一も優しいセリフ回しとニヒルな表情、

鍛え上げらた肉体とバイクアクションが素晴らしい。

 

良かった点

千葉真一の出番は少なく。あっという間に退場。

『エイグゼクティブ・デシジョン』のセガール隊長状態。

初主演の岩城滉一は優しいセリフ回しとニヒルな表情、

鍛え上げらた肉体とバイクアクションが素晴らしい。

 

悪かった点

夏夕介が悪役。中々卑怯でいい味出していた。

特捜最前線の『六法全書を抱えた狼』の犯人役

も素晴らしかったのを思い出した。のちに

叶刑事役で不動のレギュラーになるのだが…

ヒロインの藍とも子は相変わらずの薄幸感のあるヒロイン

だった。松平純子は大人の色気で魅了。