

3月は、うそ日記を書いてます!
でも、これ、見切り発車的に始めてしまったので…
なんだか… 自分でも 「わけわからん!」
突拍子も無い未来構想を 描くつもりが…
なんとも、妙にリアルな近未来予想図になったりして…
突っ込みたくなるだろうけど… 突っ込まないでね♪
だって… しょせん、うそだもん♪
第 5 回
2055年3月11日
天気:人降雨 気温:11℃
Episode3 電子教科書
50年前の日本 を調べていて、感じたこと… それは
『日本人は紙が好き』
早くから、 「ペーパーレス時代到来」 とか言いながら…
「紙の大量消費拡大時代」 へ そりゃ~もう まっしぐら!
ネコも杓子も、キレイな印刷物を作れることに酔いしれて
「あ、失敗しちゃった! もう1枚♪」 などと、無頓着に…
何の罪の意識も無く、紙資源を消費しまくって来たのだ!
おpapiおじいちゃんの時代の人たちは…
紙を愛し、紙に頼り、紙に包まれ、安穏と生活していた!
● 会社の会議では… 「資料をプリントアウトしといてくれ!」
というセリフは日常茶飯事!
● 紙の新聞や、紙の広告が、毎日毎日、家に届いては…
山のようにゴミになる!
● 毎年、年末になると 「毛筆印刷ソフト」 なる、へんてこ
なモノが バカ売れし…
● メーカーも、ここぞとばかりに、家庭用プリンターを量産して
バンバン、売りさばいた…
● そして、家の中には、紙の書類や書籍があふれていた!

(うッ やべ~ お恥ずかしい…by おpapi)
こんな状況、現代の私には
とっても、信じられん!
それに、教科書が堂々と紙!
これまた、信じられん!
50年前の、2005年4月1日「 e-文書法 」 が施行!
これにより、それまで、紙による保存が義務付けられていた
公文書などが、電子保存も認められることになった。
その後… 有機ELフィルム・ディスプレイ の技術が飛躍的に
進歩したことが後押しして…
ようやく、国としても、教科書の電子化推進に動き出したのだ!
そもそも、最も、ペーパーレスの着手が必要と思われる教科書
を電子化させない事の方に無理がある。
紙の教科書には、まったくもって、多くの問題をはらんでいた。
① 地球規模の紙資源不足は深刻だぁ!
② 毎年莫大な輸送コストが掛かっている!
③ たった1年使われた教科書は、毎年、殆どの家庭から
ゴミ として廃棄され、その処理費用も計り知れない!
④ 他国との歴史認識のズレや不適当な言葉を訂正する為
の 正誤表や詫び状 が頻繁に作られ、その度に国費が
使われている!
⑤ 弟や妹には 「おさがり」 を使わせたいのに実際はムリだぁ!
⑥ 重たく、かさ張る教科書は、子供の通学に、少なからず
負担を掛けているんだぞ! …と
まあ、そんな、こんな、紆余曲折も経て…
2055年の今では… これが教科書の姿です!
こんなん、なりました!
● 教科書は、何よりも 携帯性 が優先され、このような
スタイルに落着いたらしい。
● パソコンじゃないからキーボードも無い!
● 基本構造は、とってもシンプル!
・フィルムディスプレイ
・フラッシュメモリー (標準1テラバイト)
・ソーラーバッテリー
● 子供を守る安心機能付き
・特定の連絡先とのみ通話できる電話機能を標準添付
・防犯用自動緊急通信機能あり
・生徒個人のIDを登校時に発信(校門で受信)
・指紋認証によって作動する
● ディスプレイは 「曲げ」 や 「丸め」 にも強く、表示は
昔の紙以上に見やすい!
● 文字の拡大表示や検索機能は当然!
動画の教材も充実!
● ちなみに、ディスプレイの素材は、ナタデココ と
イカ と クラゲ などの有機化合物の電界発光素子を
利用している!
● 小学校6年間の紙教科書にかかる費用よりも安価だ!
● ほぼ、全国の公立小中学校の生徒に配布された!
この電子教科書の普及によって、 ランドセル信仰 も低迷!
カバンメーカーも、 「ごっつい箱型ランドセル」 の生産を抑え
スマートで軽い 学生カバンを作るようになったのである。
つづく