
おpapiです。 3月は 「うそ日記」 にチャレンジ!
なかなか、思い描いていた様には、いかないですが…
しばらく、続けてみますので… どうぞ、宜しく!
第 1 回
2055年3月1日
天気:人工雨 気温:21℃
一昨日、おpapi おじいちゃんが、 亡くなった。
おちゃめで、面白くて、イイおじいちゃんだったから…
お葬式は 愉快葬 で行われ、終始チャンチキ騒ぎの
とても、楽しい、一種のエンターティナーショーだった。
ご遺体を火葬場まで運ぶのには、霊柩車は使われず…
通称 T3 というシステムが適用された。
これらの演出は、おじいちゃんの遺言だったらしいが…

なんで、あんな、いかつい大男ロボットに、棺桶を運んで
もらうのが、イイのか、私には理解できない…
しかし、迫力は半端なく、万点であった!
ちなみに、あの大男ロボット、帰りぎわ 『 I'll be back 』
とか言ってたけど… あの時以来、見かけていない。
そんで、火葬後、おじいちゃんの遺骨の一部は…
来週には、トレイシー宇宙葬儀センター に送られ、その後
火星行きのシャトル便 『 2号 』 に積みこまれる予定だ。
おじいちゃんの希望通り、火星で、カプセル埋葬される訳だ。
ほんとうに、お星様になっちゃうらしい…

孫である私は、遺品として、昔、おじいちゃんが愛用していた
パーソナルコンピュータ とやらを頂いた。
私の親の代までは、コンピュータも 『ボックス』 と呼ばれる
箱型をしていたらしいが… 今は 『ウェアラブル』 (服型)
や 『パネル』 (壁掛型)が主流なので、この骨董品に、私は
とても興味があった。
電源を入れてみた… おぉ! まだ、ちゃんと動作する。
最初、 ウィ~ン とか音がしたので、ちょっと焦った!
この骨董品には、なんと、放熱ファン がついているのだ…
あら、恐ろしや!
そして、なにやら…
古めかしい Windows というロゴが、ぎょうぎょうしく
表示され、何十秒も待たされたあげく…
ようやく、リアルタイム性のカケラもないOS が立上った。
キーボードをパチパチたたくのは面倒くさいので、ガラクタ箱
の中から USBインターフェイスのPCリーダー を取出して来て
中身を全て読み出し FD(フィルム・ディスプレイ) に映し出し
て眺めて見た。
すると… おじいちゃんの 『ボックス』(PC) に入ってたデータ
の殆どは、HTML と呼ばれる、旧式言語で書かれたテキスト
のファイルであった。 ⇒ たとえばこんなの(クリックしてみ!)
そして、それらは、全て、ある キーワード でくくられていた。
それは…
『アメーバ・ブログ』
なんじゃ そりゃぁ?
んん… なんか、聞いた事のあるような… 無いような…
私は、この すっとんきょう なネーミングに、妙に心を引かれた…
よし、調べてみよ~っと…
つづく