読書感想文用推薦図書05 「海のはてまで連れてって」
これまで、アレックス・シアラーさんが書いた本を、いくつか紹介してきました。
シアラーさんの本ってのは、どれも10代の少年少女が主人公になっています。
だから、お子さんが親近感をもって、入り込める物語になっているんですね。
ストーリーも、心がじんわりと温かくなるものが多いので、読書感想文の素材
には、けっこう、お勧めなんです。
ページ数が、400ページ前後というのも、いい具合!
(小学生でも、夏休みには、このくらいの厚さは、読んでほしい)
それに、シアラーさんは、テレビドラマのシナリオライターを手がける作家さん
なので、お話の展開や場面設定が 『うまい!』 自然と頭の中に、映像が浮か
んでくる! さらに、ユーモアを絶対に忘れないでいてくれる!
『 それが、いいですね!』
ただ、書き方が、主人公の 「 おしゃべり口調 」 が中心で進んでいくので、そこ
には、好みの差が出るかなぁ?
でも、そんな書き方が、子どもには、ウケがいいみたいですよ!
- アレックス・シアラー, 金原 瑞人, Alex Shearer
海のはてまで連れてって
● 単行本: 363ページ サイズ: 19 x 13cm
● 出版社: ダイヤモンド社
本屋さんに積んであるとき、いかにも 『 夏休みに読みたくなる 』 ような表紙
が目を引いて、思わず手にした、この本。
読んでみたら、本当に、夏休みの読書には 『 ピッタリ 』 でした!
小学生のお子さんでも、楽しく短期間で、読めると思いますよ♪
原作の、おもしろさは、もとより…
金原瑞人さんの"訳し"のセンスも 『おみごと』 日本語の表現とテンポが、
なんとも、ここちよい!
「水玉もようのハンカチ」 と 「水鼻のついたハンカチ」 を間違える所なんか、
原文は、どうなっているのか? と思っちゃう。
ストーリーは、けっこう単純。
双子の男の子が、お父さんの働く豪華客船に密航するという冒険もの。
船員に怪しまれないように...
お父さんにも、見つからないように...
読んでると、ハラハラ・ドキドキ。ついつい、引き込まれていく。
そして、思わぬ大事件が...
作者お得意の、"主人公の子供のしゃべり口調で" 文章がつづられていく
んですが、特に、双子の男の子の 「おしゃべり」 のやりとりが、もう、漫才。
あなたも、絶対、笑っちゃう!
ニマニマしながら、読んでいたら、ハッピーエンドのシーンでは (不覚にも)
目頭が熱くなってしまった。
『 あ~ 親子の絆って すばらしい~ 』
それと、ラスト8行。ここは、絶対、読者をうならせる!
読み終わった後、主人公の双子とお父さんが、とても愛すべき存在として
心に残りました。
それに、亡きお母さんが、どんな人だったのか、目に浮んで来る思いがしました。
いやぁ~ いい作品でした。