第1話 人生を劇的に変えた運命の石との出逢いから、オパール鉱山への旅![あえw](https://stat.ameba.jp/user_images/20120509/15/opalmiki/e4/ed/j/o0512051211963600271.jpg?caw=800)
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<オパールの
この青い石に出会ってから
私の第2の物語がはじまる。>
ここは<キュランダ鉄道> 果てしなく続く曲がりくねった道
ここはオーストラリアのケアンズから列車で1時間ぐらい入った町
「キュランダ」です。
私はオパール買い付けのため自分の目を養う為に張り切って日本から来ました。
ここで何故私がここにきたのかをお話いたします。
【列車は平敷のいい場所でいったん停車し、観光客に楽しんでもらう。】
いよいよキュランダ行きの列車の出発!!
↓ ↓ ↓
<キュランダで3店舗を持つオパール店のオーナーマークとの出逢い>
【オパールを研磨している所・水を流しながら丁寧に仕上げていく】
日々の仕事に充実感を覚えながらも、一方では型どおりの仕事をこなしていくこと に対して空虚な思いがよぎる毎日。
平穏と安定の裏に隠された平凡で退屈という名の代償。満足はしていないが それほど不満でもないという、
どこか煮えきらない
気持ちのはざまで揺れ動く自分の生き方に
当時の私自身、疑問符をつけざるをえませんでした。
そんな平々凡々なOL生活にひたっていた私に一石を投じたのが、
ある日兄から私と母あてに贈られてきたクリスタルオパールとブラックオパールでした。
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ブラックオパール
※ブラックオパールは黒い色ではなく
虹色が出ます。
石の裏を、見ると黒いのです。
地質が黒いのでブラックオパールと
言われています。
世界で一か所オーストラリアの
ライトニングリッジでしか産出されない
希少石です。
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話を聞くとこのオパールはとても価値がありオーストラリアでしか採ることが出来ない石でよく売れているらしいとのこと。
見ると地球のように透き通った青色の中に吸い込まれるばかりの深い緑色の光が魅力的に輝いていて、
私は一目でこの石の虜になりました。
価格も私がもらったもので30万ぐらいというのですが、兄の話が本当かどうかを確かめるために近くのお店(宝石店)を見て回りましたが、
この地球色したオパールを探し出すことはできませんでした。
それから招待された宝石の展示会にもいきましたがとうとうみつけ出すことはできませんでした。
私に大きな疑問がわいてきました。
どうしてこんなにきれいで、魅力的な石が日本に入ってないのか?」
「私が鉱山に行けば友達にこの石を分けてあげれるかもしれない!!」
本当に単純な発想からでした。
いまやオパールが呼び起こした小さな波紋は、私の心の水面で大きく拡がっていき、
ついには私にオーストラリアの鉱山に 直接出向く決意をさせるにまでにいたりました。
決断にあたり、葛藤の日々
■ このままでも十分幸せな人生は生きていける。
女適齢期、結婚にための準備をしないきゃ。
■ このままで終わっていいの??もっと自分らしく生きていく事は??
26歳人生の転機だったのかもしれません。
英会話の学校に通い、オパールを購入するための資金をためるため夜遅くまで働きました。
人間不思議なもんで目標ができると達成させるんですね!!
副業のノエビア化粧品の仕事では常にトップの成績になり売上も伸びていきました。
その売上げの一部のお金を財形貯蓄で国債を購入したので、お金も毎日働いてくれていました。(笑)
そしてその日はやって来ました・・・
【忘れもしない1994年9月6日】
私は意を決して人生の再出発へと足を踏み出したのです。
しかしながらいざ決意はしたものの飛行機のチケットを購入 してから9月6日を待つ間は、
まさに当時の私にとって葛藤の毎日でした。
いろいろな不安が幾度も私の頭の中を襲い、今にもその不安に押しつぶされそうでした。
「このまま日本にいても食べていけるはず。なのにどうして・・・
なのにどうして私は野宿覚悟でしかも極度の方向音痴の私がオーストラリアの鉱山に行くことを決めたんだろう。」
「もしもオパールを買ってきて誰一人買ってくれなかったらどうしよう・・・」
「帰ってきて働く所がなかったら、30歳過ぎてるので雇ってくれないよね。」
「お弁当やさんなら私にも出来るかもしれない。」
「結婚は出来るのかな?」
本当に人生をかけた再スタートでした。 さてこの人生の再スタートにどんな事がまちかまえているのか??
不安など数え上げれば切りがありません。
それでもその数々の不安を打ち消してあまりあるくらいのオパールへの情熱と希望が、
抑えがたい衝動となり私を 前へ前へと突き動かしていたのです。
「オパールの素晴らしさを伝えたい!!」
「それまではただでは帰れない」
この思いこそが、小くはあるけれど当時の私を支えてくれる力強い目標となりました。
エコノミーを予約したのに、何故かビジネスクラスだったのでゆったりと
スチュワーデスさんが美人でスタイルがいい。
私は、一回だけ深く息を吸い込むと空港の出発ゲートをくぐりました。
オパールみき 第2話へ続く
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