迷ったときは
楽な方じゃなく難しい方、大変な方を選んでいた
楽をしたいなら苦労しろ 苦労したいなら楽をしろ
いつも浮かんできていた言葉だった
心が弾むこと 頭が喜ぶこと どちらも私にとって必要だった
やりたいこと やるべきこと どちらも切り離せないものだった
いつからか均衡が崩れ
やるべきことに追われ、やるべきことが溢れ、やるべきことだけになった
不思議なことにあんなにも欲ばりだったのに、気付けば何も欲しなくなっていた
なにもかも抑えていると、ひとつ、またひとつと、薄れていき、
いつしか大切なものまでみえなくなってしまうよう
きっと、今そこにいるのだろう
11年休みなくやるべきことを1つ1つ取り組んできた
やりたいこと にたどり着くスタートラインにきたのだろうか
それとも、努力も苦労もしてこなかった私には届かないのだろうか
もし、やりたいことにふれられるのならば
まず、やりたいことに出会いたい
それがなにより難しいことだとしても
欲ばりな私は潜んでいるだけで変わらないはずだから