茨城県住みます芸人『オスペンギン』の山中崇敬です。

今日は朝起きたら晴れでした。

だから洗濯をしました。

梅雨だからいっぱい貯まってました。

全部洗いました。

干しました。

仕事に出かけました。

雨が降りました。

腹が立ちました。

ボクはこの現象を『ムカイカゼ立腹』と呼んでいます。

中学生高校生のころ、片道1時間ぐらいの自転車通学をしていました。

朝の通学時に向かい風の日は、海が近いせいか夕方になると風向きが真逆になり、帰宅時も向かい風でした。

そのつど、どこの誰にぶつけてよいか分からない怒りが込み上げて来たことから、そう呼んでます。

『ムカイカゼ立腹』

つまり、すごく腹が立つけど、どこの誰に腹を立てれば良いのかも分からず、自分が悪いわけでもないし、防ぎようもない、かといって『仕方ないか』と割りきれるものでもない怒りです。

生きていれば少なく無いような気もします。

『若ハゲ』や『ワキガ』なんかも、『ムカイカゼ立腹』に該当するのではないでしょうか。

ただ、『仕方ないか』と割り切れるか割り切れないかは、人それぞれ。

割り切れないなりにも、実はどうしようもなくもないことも知っておいていただきたい。

自転車での通学帰宅、どっちもの向かい風の道のりも、進めば着くし、降りれば疲れません。

洗濯物も、梅雨明けにまた洗ったり、コインランドリーに持って行ったりすれば洗濯は終わります。

若くしてハゲてしまっても、お金があればカツラや増毛だってあるし、ある程度の年齢になれば、ハゲてる方が多数派になるし、何もしなくてもその年齢に近づいていきます。

ワキガの人はごめんなさい。

『ムカイカゼ立腹』は、避けられなくもないし、耐えられなくもないということを知っておいていただきたいんです。

ワキガの人はごめんなさい。

向かい風より追い風の方が楽だけと、雨が降るより晴れる方が早く乾くけど、若くしてハゲるよりフサフサの方が気にしなくていいしカッコいいけど、避けられなくも耐えられなくもないんです。

ワキガの人はごめんなさい。

だから『ムカイカゼ立腹』という現象に陥った場合でも、落ち着いて解決策を探ってみてください。

ワキガの人はごめんなさい。

洗濯物が濡れたボクは、部屋の中に干すことにします。

今回の『ムカイカゼ立腹』

ただそれだけのことです。

ちなみにワキガは手術で治るという噂を聞いたことがあります。

あと、ワキガがあんまり気にならない人もいるらしいです。

飲み薬みたいなのもあるとか。

ワキガの人、ごめんなさい。


向かい風
自転車降りれば
ただの風
(詠み人・和久井野 典夫)