おはようございます。

 

最近、鎮痛剤に関することをよく聞かれます。

 

コロナワクチンを打つんだけど💉、

テレビでは接種後に腕が痛かったら

アセトアミノフェンを飲んだらいい、って言ってたけど

ロキソニンじゃダメなの?

という類が多いです。

 

「私は医者じゃないんだけどなぁー」などと言いつつも、

知っていることは教えています。

 

結論から言うと、健康な人ならロキソニンでもアセトアミノフェンでもOKOK

飲み慣れている方で良いと思います。

持病がある人は主治医に確認するのがベストです。

 

ロキソニンやアセトアミノフェンの特徴や注意点をまとめておきますね。

 

 

宝石赤<ロキソニン>

腎臓で処理される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。

解熱作用や鎮痛作用以外に、

炎症を抑える作用があります。

 

腎臓で処理されるので、腎機能が衰えている人には不向き

高齢者には処方しないと言う医師も。

また、胃を荒らすことがあるので胃潰瘍や胃炎の人も不向きです。

 

胃を荒らすのを防ぐために、胃薬が一緒に処方される事が多い。

胃を守るために、空腹時を避けて服用しましょう。

夜中に飲む場合は、お煎餅でもビスケットでもバナナでもなんでも良いので

少し何か胃に入れてから服用すると良いでしょう。

 

<アセトアミノフェン>

肝臓で処理される解熱鎮痛薬。

炎症を抑える作用は期待できません。

 

肝臓で処理されるので肝疾患のある人は要注意

重篤な肝疾患がある人は他の種類の鎮痛薬に変更すること、

となっています。

お酒が大好きな呑兵衛には処方しないと言う医師も。

 

肝臓に問題がない健康人にとっては、安全性が高い薬です。

「赤ちゃんでも飲める」と言って処方する医師も。

 

<どっちが鎮痛作用が強いの?>

通常量を服用するのであれば、

ロキソニンの方が鎮痛作用は強いです。

しかし、以前は1日に500mg×3回までしか使用できなかったアセトアミノフェンが

2010年から1日に1000㎎×4回まで使えるようになりました。

最大量を使った場合は、鎮痛作用に大差はないようです。

 

<一番よく処方する痛み止めは?と医師に尋ねたところ>

1位がアセトアミノフェン(約58%)、

2位がロキソニン(28%)でした。

 

ダイヤオレンジアセトアミノフェンを処方する理由

・(肝臓に問題がない人の場合は)安全性が高い

・高齢者や小児にも使いやすい

・以前はロキソニンが多かったが、カロナール500mgが出てからはこちらの処方が増えた


 

下三角ロキソニンを処方する理由

・切れが良く、1回でスパッと痛みがなくなる

・患者さんがロキソニンを希望する

・自分自身が使ってみて、一番痛みがスッキリする鎮痛薬がロキソニンだから

と言うのが多いです。

 

 

アセトアミノフェンだと2~3回飲まないと痛みが取れないけど、ロキソニンなら1回でスパッと治る。

健康人に頓服として使うのならロキソニン、長期で継続的に使うのならアセトアミノフェン。

という声も.ありました。

 

その他

若い人で胃に問題がない場合にはロキソニン、

高齢者で肝臓に問題がない場合はアセトアミノフェン。

という声も。

 

 

医師も睡眠不足や過労で、時々頭痛があると言う人も少なくないようで

鎮痛薬を使っていることも結構あるようですね。

 

ロキソニンにせよアセトアミノフェンにせよ

用量用法を守って使いましょう!

 

 

お役に立てれば幸いです。