五時間の生放送！

今日は、RKBの開局50周年記念特番｢みんなのチカラ｣のオンエア日



朝10:30からの一時間と、昼0:54からの四時間の合わせて五時間の生放送



人、自然、食、湯、そして昭和の五つのチカラを集めての特番でしたが、スタジオには豪華ゲストを迎えての華やかな番組となりました



映画監督の大林宣彦さん。


女優でエッセイストの
高木美保さん。



そして九州青春銀行からは、今や全国区の人気者になったスザンヌ



中継にも、原口あきまさ＆はなわの九州青春銀行コンビ、北九州の中継にはタレントの大桃美代子さんと、花がたくさんありました


僕の出番は僅か20分位でしたが、前にここに書いた関門トンネルの取材が｢昭和検定クイズ｣となり、高木美保さんが大正解でした


五時間のそのほとんどが雛壇にいただけではあったけど、いつ抜かれる(映される)か分からないので気は抜けず…妙に疲れました
座りっぱなしで足がパンパンになり、エコノミークラス症候群になりそうだわ


でも、番組はとても盛り上がりました



それぞれに素晴らしいチカラの数々を見て、やっぱり九州ってスゴイとこだなぁ～と惚れ直したよ



ごっつぁんでした

お相撲さんの海水浴

ブログネタ：夏になったら思い出すことは何？ 参加中
夏が来～ればお～も～い～だす～･････♪

今でこそ、夏になると「暑い！」「溶ける～。。。」と苦労してはいるのだが、その昔力士時代には夏にたくさんの楽しい出来事があったなあ…と、ふと思い出し…。まあ怪しい記憶を辿りながらではありますが、大作どんの「夏の思い出」を書きたいと思います！！

　【力士の海水浴～！】

かなり長いので、心してご覧下さいねえ。。。。

時は昭和（）５８年頃（）の名古屋場所後の休み中。

当時、新しく出来たばかりの「千葉後援会」の招待で
千葉は房総半島にある【千倉】という海水浴場へ出かけた。

髷を結った巨大な生き物が、カラフルな「海パン」（死語？）
姿で砂浜を歩くと、周りの視線を太り占め（突っ込み所よ）
そんな『明らかに浮いた』状況での「スイカ割り」や
ぴったりフィットしすぎて外れなくなった「浮き輪一体デブ」
などを大笑いしながら、楽しい時間は過ぎていった。

午後からは自由行動。
皆、それぞれ遊ぶ中･･･ボクと、同期のＴ君と
当時、部屋で一番の兄弟子で十両のＯ関の３人が選んだのが
「ビーチマット型の浮き輪での海上浮遊」だった。
穏やかな波に身を委ねてプカプカ浮いてるのは　快感

そんな中、何か不思議な違和感を感じたのはボクだった
寄せては返す波のリズムが、ある時を境に『転調』した
明らかに「引き波」の方が強くなっている
つまり、海岸に向かって寄せる波よりも沖に向かう波の方に
乗ってしまう危険性が強くなってきた！！という事････。

ボクと、その同期生はすぐ近くにいたので「おいやばいぞ」
と、すぐに浜に引き返すように行動を開始した！
足が付かない所で、しかもビーチマットを持っていた二人は
なかなかその場所から移動できない　進まないのである

（ここからはプロジェクトＸ風に･･･）


泳いでいては埒が明かんと、ボクらはマットの紐だけを持ち
２メートル下の海底を「ケンケン」しながら進ん　だ。

一定のリズムで海底を蹴ると面白いように浜へと近づい　た。

程なく、息も絶え絶えの二人は砂浜へ生還　した。

ほっとしてから、ふと気が付いた
あれ？Ｏ関は？？？
ずっとボクらとは離れたところに居た彼は無事なのか
沖合いを舐めるように見回すと････
　
　ポツン　と一つだけ遠くに見える人影が･･･

こういう時に、巨大な生き物は便利である。
明らかに大きなそのシルエット　　いた　Ｏ関だ
完全に沖に流されちゃってる事を分かっているのか？
それとも、いまだ暢気に波に揺られてるのか確認は出来ないが
どうみても『漁船が操業してそうな』所まで流されちゃってる

ボクはすぐに救護事務所に走り、沖に一人取り残された事を
告げて救援を頼んだ。
ライフセーバーさん達も驚き、まずはマイクでの確認。
「沖にいるお相撲さんもし、流されて戻れないのなら大きく両手を振ってくださ～～い」

その瞬間、その砂浜の視線が一点に集中した

今まで、誰も知る事のなかったこの「騒動」が、一瞬にして
「そろそろ遊び飽きてきた」皆の興味の的になってしまった

皆が固唾を呑んで見つめる中････少しの間を置いて････

子供のように『ブンブン』手を振る巨大なシルエット。

その瞬間、不謹慎にもビーチは大爆笑に包まれた

｢おいおい何て奴らだ｣と思い見回すと、
身内のお相撲さん達も涙を流して笑ってる。。。。

そこからは、ライフセーバーさんの花舞台
いやあ、すごいね　

あっという間に沖へ着いて１５０キロ超のＯ関を確保して浜辺へと戻ってきた。
帰着の瞬間、ビーチは拍手と歓声に包まれた

見るからに疲労困憊のＯ関は、それでも最後の力を振り絞り、その歓声に手を振って応えた。

強張った笑顔が印象的だった。

その後、控え室で倒れこんだ関取は帰京して即入院この極度の精神的ダメージが堪えたらしくて、持病の「糖尿病」が悪化したそうな。。。。

まあ、大事には至らなかったから良かったけど････



でも…あのビーチの拍手は、アナタではなく、ライフセーバーさんにおくられたものだという事は、未だに言えない。。。。。

海の底へ歩いて行こう

今日は朝から北九州へのロケです。



来る6/29に放送される、



RKBテレビ放送50周年記念特番｢みんなのチカラ｣の中で、僕の担当する｢昭和のチカラ｣の取材です。


まずはここ








九州と本州を結ぶシンボル

関門橋です。


うちのカメラマンさんは、この柱のてっぺんに登って俯瞰の映像を撮っていました…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ




次はこちら




関門トンネルの、人道の入り口です


そしてこれは50年も前から変わらず動いている、地下60メートル(ビル14階分)まで降りるエレベーター



料金も変わらない20円。

ただ、ひとつだけ変わったのは…歩行者だけは無料になった所でしょうか



そして取材は終わり、今からお昼ご飯ですあー腹減ったぁ