特命刑事かくほの女 名取裕子と麻生祐未のコンビドラマ

このドラマは再放送 しかも自分が観たのは録画。そして今視聴。

実は同じドラマを以前にも観ている。二人の女優の演技が良くてまた観てしまった。

 

今回この刑事ドラマを取り上げたいのは、首相を中心に裏金やマネーローンダリング等扱っていたという部分。最後の最後に出てくるシーン。

 

ここまでで気付いた方もいるでしょう。

そうです、今話題になっている首相始め自民党議員の大半が裏金問題に関与していた事実。

 

この裏金問題が大きな問題に発展したそれ以前に作られた作品。この大問題発覚の何年か前に既にこのドラマが出来ていたと言うこと。

 

最初にこのドラマを観た時の裏金問題シーンは、単にドラマ用の設定に過ぎない程度という感覚だった。

所が今夜この再放送を再度観て、このストーリーが今の裏金問題に瓜二つだと気付いた。

 

若しかしたら、当時の作家か脚本家は、既に裏金の実態を知っていたか、薄々感じ取っていた、とさえ思う。

 

だとすれば、自民党の裏金、マネーローンダリング等はバレバレだった?

現実もまた、自民議員は随分前から裏金作りに熱を注ぎ込んでいたようだし。

国民の為に働くと言うより、金や権力を得るために議員になったとみられても仕方ない。

 

国会に提出される各種法案も官僚に投げるか官僚の言いなりの議員が大半。国民の為の汗は掻いていない。票集めの汗も本人は殆ど掻かない。一生懸命動くのは秘書とか部下とか回りの者達。

 

北海道選出の恫喝議員をみれば一目瞭然。

自分は動かず役人を自分の気分で動かしている。議員は無料パスがあるのだから、自分が積極的に動くべきなのに。

 

結構堂々と以前から裏金作りしていたという報道なので、やはり政界の近くにいる人物なら、十分に推測できる状況だったに違いない。

だから、あんな真に迫る脚本を描けたのだろう。

 

そしてドラマの中で、悪役の高橋克典の放った台詞が

「奴らは裏金を作ってその金をばら撒かなければ当選しない連中だからな」

 

この台詞、現実に置き換えてみると、正にその通りなのだ。恐ろしいくらいに。

 

自民議員も、飲み食い家族親戚にばら撒いたお金もあるかも知れないが、自分たちの為に票集めをしてくれる子飼いの地方議員有力者にも現実にお金をばら撒いているとの記事が。

捜査機関も国会議員だけで無く、地方も徹底的に調べて欲しいと思う。

 

どうです、ドラマとそっくりでしょう?

改めてこのドラマの凄さを感じた所です。