柴田さんと三陸取材旅 その6
遠野に宿泊し、さらに三陸を南下した。
前日に釜石まで見ることができたので、この日は山道を抜けて大船渡へ直接行こうということになった。
駅前の紅葉はキレイに色づいて、
絨毯のように足元に広がってた。
<遠野駅>
この駅舎の上にある「フォルクローロ遠野」はいつか来てみたい宿。
柳田國男が明治43年に遠野物語を出してから民話の里として知られる。
「むがすむがすあったずもな」で始まり「どんとはれ」で締まる、
馬と同居する養蚕農家の建築、南部曲がり家の中には
オシラサマという人形が供えられていた。
カッパが出るというカッパ淵も訪れてみた。
きゅうり付きの釣竿があり、
こちらは割と陽気な気分で訪問することができた。
昔話にみる民間伝承には、
その時代背景や文化、ルール、教え、時には異端や差別の存在。昔は当たり前にそこにあった。
そういったものが生々しく息づくもので、興味深いものだ。
ここは前に来た時、またゆっくり訪れたいなと思っていたので、
午前中をあててもらってラッキーでした。
(つづく)