11夏旅「ショートカットで西日本を渡る旅」2日目その1
朝の大和高田駅。
それでは11夏旅「ショートカットで西日本を渡る旅」、
レポート2日目いきます。
●1日目行程
横浜→姫路→岡山→坂出→後免→奈半利→室戸岬→甲浦→海部→牟岐→
日和佐→徳島→徳島港→和歌山港→和歌山→天王寺→王寺→高田
●2日目行程
大和高田→名張→伊勢奥津→一志/川合高岡→中之郷→三河田原→
新豊橋→名鉄名古屋→新鵜沼/鵜沼→美濃太田→郡上八幡→
美濃太田→鵜沼/新鵜沼→名鉄岐阜
でも大和高田は結構な住宅街で、お昼にもなれば賑やかになりそうな雰囲気でした。
普通に角にたこ焼き屋さんとかある、奈良の街。
何するでもなく、のんびり街の生活を感じてみたいな。
とも言っていられず、早朝の大和高田駅ホームへ。
テレビでは和歌山・奈良の痛ましい台風被害の映像が繰り返し流されていました。
でもこの朝は、そんなことは一切感じさせない、穏やかで涼しい晴天です。
名張行きは近鉄電車に乗って東へ。
ってことは、思いっきり朝日!
運転士さん、まぶしそう。。
ここからバスに乗るのですが・・
バス停がない。。
横浜からの高速バスが無事到着したりするのを眺めつつ、
バス停を探すと・・
あった!ありました!しかしこんな角に・・。
列車旅との違いは、「乗り場が見つけにくい」ということ。
線路や駅は遠くからでもすぐわかりますが、
バス停はホント1本の棒ですからね。。場所が見つからず泣くのはいやだなー。
さて、ここへ来たのはほかでもない、
名松線の未成線ショートカットを実現するためなのです。
名張から伊勢奥津へバスで山道を越えていきたいと思います!
名松線はその名のとおり、
名張と松阪を結ぶ計画だったのでつけられた名称。
でももとの計画では
「奈良縣櫻井ヨリ榛原、三重縣名張ヲ經テ松阪ニ至ル鐵道」
ってことは
もともと奈良県桜井~松阪を結ぶ「桜松線」計画の一部としてできたわけなんですね。
スッと伊勢方面に抜けていけます。
となると名松線の存在意義が・・って感じなんですが(笑)
せっかくなのでこの名松線の未成線ルートを通ってみようとバスでの接続を考えてみたのでした。
しかし、名張駅西口→伊勢奥津駅直通のバスは17時台の1本しかありません。
しかも台風の影響で土砂崩れが起き、現在直通のバスは通行止めとのこと。
途中の「敷津」という所まで行くバスに乗り込みます。
バス+徒歩で名松線未成線ショートカットに出発!
徐々にすれ違いも困難な山道へと
わ、山からしみ出した台風の水が・・
だいぶ山深くなっていきます。
さて、山あいの三叉路、敷津のバス停まで来ました。
ここは道の駅や温泉施設もあるなど、開けたところ。
しかし、重大な懸念事項が。
この先橋梁流出のため云々
まじすか(/_\;)
これから歩く道は伊勢本街道といって、
昔の関西方面からのお伊勢参りで多くの人が通った通りとのこと。
宿場も整備されていたとか。
ってことで、歩きながらリアルタイム旅日記。と思ったら、
この水が流れてる所あたりを境に電波がない!
この分かれ道、伊勢奥津まで3.5kmに差し掛かった頃でした。
(((゜д゜;)))
これは。。
前日の台風12号の影響で山が削り取られ、
土石流として家を押し流し、橋が落ちてしまったとのこと。
当然、車やバスはおろか、人も渡ることができません。。
近くに住むおじいちゃんに抜け道を教えてもらって、迂回路を経由。
ちょっと小走りになりましたが、9:30には駅に着けました。
なので平常時は女の子でも接続できそうです(^^)
(つづく)