10初秋旅 2日目まとめ(その4)
やっぱ小ささが際立ちますね。遊園地の乗り物みたい。
JR完乗を目指す旅、2日目の夕方。
完乗を達成後、ボーナスステージでやってきた桑名で
3種類の線路幅を楽しめる踏切を堪能してきました。
そしたら、やっぱり乗るしかないでしょう!
ってことで、三岐鉄道北勢線にやってきました。
このショット撮るの何度めだろう(・∀・)
<東員駅>
初めて全線乗りとおします。
せまーい!
実は2008年に在良駅まで乗って折り返したことがありました。
その時の印象でずーっと狭い街の中を走っていくのかなと思いきや・・
あの橋は・・「ほのかたび」で中井精也さんが撮影場所にしたあたりではないだろうか!
http://railman.cocolog-nifty.com/
なんだか一瞬おごそか。
若い運転手さん。
レールのゆがみと共に左右に揺れながら僕らを運んでくれました。
吊り掛けモーターが「グォォォ~ン」としり上がりに唸っています。
<阿下喜駅>
駅前にかわいいターンテーブル発見!
軽便鉄道博物館!
http://blog.livedoor.jp/asita381/
ミニチュア北勢線や軌道自転車に乗れたりするらしいです。
子供たち喜びそう!
さてここから私は、孤独な旅人になります。
なぜなら、行き先看板ひとつ出ていない道を、
灼熱の太陽に焼かれながら
地図と、野性のカンをたよりに、
知らない街を一人あるいていきます。
徒歩接続のこの不安が、
着いた時の喜びの起爆剤になることを知っているから。
で、
踏切だ!
駅は近い(・∀・)
三岐鉄道三岐線・伊勢治田(いせはった)駅に到着。
小さな駅ですが冷房完備の待合室。
駅員さんもおり、突然の徒歩での来訪者に驚きつつ、
硬券のきっぷを販売してくれました。
感動・・!
これだからショートカットはやめられません。
三岐鉄道北勢線阿下喜駅 → 三岐鉄道三岐線伊勢治田駅 の間
20分くらいの徒歩接続に成功したことになります。
同じ会社だから乗り継ぎ用の看板くらい出してもいいのに。。
(もともと近鉄北勢線でしたが、2003年に三岐鉄道に譲渡)
なんて思いつつ、ここはおススメのルートです。
逆打ちをすれば、阿下喜駅前に温泉があるので汗を流せますよ!と
ギタリスト八田(はった)さんよりTwitterで情報いただきました。ありがとう!
この三岐鉄道は、石灰石(セメント)の輸送が今でも行われている、
いわゆる「貨物が生きている」駅。太平洋セメントが株主なのですね。
列車が来ました。
あ、あれ西武で見たことある車両だ!
三重県で所沢の文字を見れるとは
思ってませんでした。
運転士さん宜しくお願いします!
運転台丸見え。
少年たちが自転車で乗り込んできます。
野球の試合帰りかな。
途中東藤原の駅でタンク貨車の大群にまみれながら
三岐鉄道はこの先、関ヶ原(岐阜県)まで伸びる計画がありましたが、
現状ではここで行き止まりとなっております。
そういうの多いな。なんか惜しい。
越美北線と長良川鉄道とか、
名松線を名張までつなげるとか、
広尾線をえりも岬回りで様似までつなげるとか・・
そういう昔の人の夢を追体験したくなる。
なのでショートカット(バス接続、タクシー接続、徒歩接続など)が
好きなのかもしれないです。
駅舎がSL!でも駅前に軽ワゴン(笑)
昔から貨物を引っ張るのに活躍した機関車たちが
「いぶき」と名前がついております。
駅前にはミニSLを走らせる広場があり楽しそうでしたが
折り返しの列車まで時間がないため、今回は断念。
すぐに近鉄富田まで折り返します。
暮れなずむ東藤原のセメント工場。
あれが石灰石がとれる藤原岳。
この線路を伝ってどれだけの貨物列車が行き交ったんでしょう。
途中気になった、
丹生川(にゅうがわ)駅併設の貨物鉄道博物館は翌日開館でした。残念。
<富田駅>
近鉄富田(きんてつとみだ)駅→富田(とみだ)駅まで徒歩接続。
暑くてほんとやんなっちゃう日でした。
三岐鉄道はJR富田駅まで1985年まで乗り入れていたそうですが、
今は近鉄側に着くようになっております。
今でも三岐鉄道富田駅の旅客用のホームは閉鎖中ですが
そのまま残ってますね。
http://ku-gyou.net/etc/haisen/sangi-tomida.html
各駅停車に乗りまして
翌日、東海道本線経由で帰路につきました。
明日は10初秋旅を全体でまとめたいと思います。
(おわり)