10春旅まとめ 3日目（その３）
駅名に惹かれ、来てみたかったのがこの駅、きたいちやん駅！
北海道完乗を目指す旅、
リアルタイム旅日記をもとに5日間のうち3日目の夜です。
北一已（きたいちやん）駅の「やん」の字は
巳でも己でもなく。已然形の「已（い）」という字。
アナウンスでは「いちやん」と言ってましたが、
地元の人はいっちゃん（=鮭や鱒が産卵する所、の意）と呼んでるそうです。
調べるとやんぬるかなの「やん」ですね。
デカダンスな意味も含んでるわけか。
立派な駅待合室はあるものの、暖房なしではさすがに底冷えします。。
コンクリートの土間みたいな床に、木+ガラスの扉が味わい深い。
鏡が一つ、向かい合わせで長椅子が2つ、非常用の鉄道電話（グレーのあの箱。
普通の人は使えない）があるほかは特に何もない待合室です。
駅前に1軒民家があるだけで辺りは一面の農地（当然雪で真っ白）。
遠くに道路らしき光の列が見えますが、交通量はそれほど多くない様子です。
自販機の一つもあれば気休めになりますがそれもなく、ただただひっそり閑としています。
でも普段茶色や黒である部分が白である冬の夜景色は
少しの明かりも奇麗に映えさせ、なんともいえない美しさに感じます。
それでも深川の隣駅だし
一日7往復以上の列車が停まるのは、それなりの利用者がいるからなんだろうな。
実は深川駅の駅員さんに「北秩父別に行ってみたい」と相談してみたんですが
（まえにマジpodの小倉さんの回の時話題になったので）、
停まる列車がこの列車が最後なうえ戻る列車がなく「やめておけ」と制止されました。
「北秩父別から歩いて隣駅まで行けませんか？」と食い下がると
失笑されてしまいましたが、今ならその理由がわかる。
寒（＆暗）すぎて歩けるわけがない！！
おとなしく水曜どうでしょうの藤村Ｄの出てるポッドキャスト聴きながら
ローソンで買ったFighters弁当を食べながら列車を待つことにします。。
北海道の日本ハムファイターズ・ファンの結束の硬さってほんと有名ですよね！
なに！？！
（列車が来ないときは連絡しなきゃいけないらしい）
すると、
レールがコトコト言いだす。
お、もしや・・
来たーーーー！！
はーいっ！乗ります乗ります！
で、小さすぎる北秩父別駅を通過し、
＜秩父別駅＞
二つ隣の秩父別（ちっぷべつ）駅に到着。
ちょっとあったまって来まーす！
オレンジの街灯に照らされた道を駅から歩くこと10分
ちっぷ・ゆう＆ゆ に到着！
いわゆるスーパー銭湯みたいなどでかい施設でした。
寒かった分、温まった感激もひとしお
マミーうまし。
帰り道、何か言いたげな街灯に出会う。
雪すごっ。
駅前大通り（！）
20時59分、
この日の終電でここをあとにします。
駅前は割と普通めな住宅地なのに、
みんな駅を利用せず、車であちこち行ってるみたいでした。
やっぱり、鉄道は本数も少なく、
あまりに不便すぎるのかな。
ちょっと寂しくなったりしつつ、そろそろ戻ります。
深川→旭川で帰るのですが、
旭川方面の乗換え電車1時間待合せのため（！）、
深川→滝川→（深川）→旭川
と逆方向に進んで列車内で暖をとりつつ、戻ることにしました。
まずは711系で滝川まで。やっとこいつに乗れる！！
もちろんもともと2ドア車だったのを、3ドアに改造した先頭車両の
ボックスが2つしかないコンパートメント風エリアに乗り込みます(^^)
電車は駅停車時、すごく静か。
雪の降る音も聞こえてきそうなほど。
ふるさとドリンクシリーズ、夕張に続きましては
「ちっぷべつ あかずきんちゃんトマトジュース」。
トマトと食塩しか使ってない、
シンプルイズベストを体現したようなこのひと品、風呂上がりに最適。
美味しゅうございます。150円。
滝川で折り返します。
ふらのワイン、国士無双、鮭とば。
旭川の売店で大プッシュだったのでまた買ってみました。
本日ラストランも711系。
中井さんイベントのテーマ曲練り直したりしながら、旭川へ戻ります。
無事旭川到着で3日目無事終了！
何気にもう深夜です。
●3日目に制覇した路線
・石勝線
・根室本線
・富良野線
宿に着くと、テレビでは鉄道一色でした。
報道ステーションやニュースZEROでは生中継してたみたいですね。
この日、3月12日はダイヤ改正前最後の日でした。
北陸・能登をはじめ、あちこちで今日限りの列車のお別れがあったんですよね。
横見さんや南田さん、スーパーベルズ野月さんたちは
能登前の489系ホームライナーでお別れしてたみたいですね。
小倉さんは大阪で太公望列車のお別れに行ってたみたいです。
たしか両国発の113系新聞列車も終了だったらしいし、
各地で鉄道好きの皆さんは大忙しだったでしょう！
さぁ、いよいよ4日目。
翌朝は早朝から動きます。
いよいよ北海道完乗に、リーチ！
（つづく）